浸水した北34条駅が片側ホームで営業再開 札幌市営地下鉄南北線

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札幌市交通局は、浸水の影響で営業できない状態だった札幌市営地下鉄南北線の北34条駅について、2020年12月21日(月)に一部営業を再開することを発表しました。

【路線図で解説】浸水した北34条駅が片側ホームで再開 札幌市営地下鉄南北線

12月14日(月)に北34駅の連絡通路で浸水が発生し、大量の水を排水する作業が続いたため、地下鉄南北線は現在、北34条駅を通過扱いとして運行しています。また、北34条駅の利用者のために、麻生駅〜北24条駅間でバス代行輸送を実施しています。

12月21日(月)始発からは、北34条駅は部分的に営業を再開します。当分の間「1番ホーム」のみ乗降可能となり、真駒内駅方面の列車が停車します。一方で「2番ホーム」には作業用の排水設備や資材置き場が残るため、麻生駅方面の列車は引き続き通過します。なお、代行バスは12月20日(日)最終便を持って運行を終了します。

「麻生駅で乗車し、北34条駅で降車する」場合と、「北34条駅で乗車し、麻生駅以外の駅で降車する」場合は、通常通り利用できるようになります。

「麻生駅以外の駅で乗車し、北34条駅で降車する」場合は、一駅先の麻生駅まで乗車し、折り返して北34条駅で降車する必要があります。また、「北34条駅で乗車し、麻生駅で降車する」場合は、反対方向の北24条駅までいったん乗車して折り返し、麻生駅で降車します。

交通局では、折り返し乗車が必要なケースにおいては、利用できる最終列車の時刻が通常よりも早まるため、事前に確認してほしいと呼びかけています。

なお、北34条駅のトイレ、エレベーター等は利用可能ですが、浸水対応に使われている「2番出入口」が引き続き閉鎖されます(「3番出入口」は改修のため閉鎖中)。

12月17日(木)に行われた応急止水工事により浸水はいったん止まったものの、あふれ出た水の量を考慮すると、止水が必要な箇所が他にもあると交通局は考えています。浸水の原因はいまだわかっておらず、当分の間は引き続き浸水対策を続けるとしています。

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