改札機に投入するきっぷを完全廃止へ つくばエクスプレスが「QR乗車券」導入 関東各社も置き換えへ動く

首都圏新都市鉄道は、つくばエクスプレス(TX)全線にQRコードを活用した「QR乗車券」を2026年10月1日(木)から導入します。

磁気乗車券なぜ廃止する?

同日から自動券売機で発券する片道普通乗車券にはQRコードが印字され、入出場は自動改札機のQRリーダーにタッチする方式へと変更します。改札機へ投入する現在の磁気乗車券は、用紙に金属を含んでいるためリサイクルに手間がかかるほか、機器の仕組みが複雑となり保守が効率化できない、不具合による券詰まりが発生しやすいといったデメリットがあります。磁気券からQR券への置き換えにより、利用方法を大きく変えずにサービス向上と環境負荷の低減、持続可能なシステムへの移行を実現できるとしています。

普通乗車券以外では、磁気券による「通勤・通学定期乗車券」は3月13日(金)をもって発売終了し、今後はIC定期券に一本化します。「通学用割引回数乗車券」「割引回数乗車券(障がい者用)」「入場券」などは10月1日(水)以降も紙券で発売を継続しますが、磁気券での発売分も含めて同日から改札機を使えなくなるため、ごあんないカウンター係員に乗車券を提示しての利用となります。なお、「小児用回数乗車券」は3月13日(金)発売分をもって廃止となります。

日本で最初にQR乗車券を導入した路線は?

TXやJR東日本、東武鉄道など関東の鉄道事業者7社は、共用サーバーで乗車券情報を管理して磁気券をQR券へ移行する取り組みを進めており、TXは普通乗車券の置き換えをいち早く表明しました。東武鉄道は、磁気定期券についてはTXと同じく3月13日(金)までで発売終了することをすでに発表しています。QRコードによる普通乗車券は沖縄都市モノレール(ゆいレール)が国内で初めて本格導入し、北九州高速鉄道(北九州モノレール)や京阪電気鉄道、秩父鉄道などにも採用事例が広がっています。

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