秋田内陸縦貫鉄道は、例年にない大雪と除雪用車両の故障の影響で2026年2月9日(月)現在も比立内駅〜角館駅間で運転を見合わせており、全線運転再開の見込みは立っていません。
「上桧木内の紙風船上げ」に除雪間に合わず
今年に入り秋田県内陸部は記録的な降雪量と積雪を観測しており、秋田内陸線は1月8日(木)から運休区間が発生しています。特に南側区間の阿仁合駅〜角館駅間は1月21日(水)から運転できない状況が続いていましたが、比立内駅以北の除雪と安全確認が完了したことを受け、運休区間は2月9日(月)から比立内駅〜角館駅間に縮小しています。近年稀に見る大雪に加え、「ロータリー車」と呼ばれる除雪のための保守専用車の故障発生というトラブルも重なり、残りの区間の除雪作業は難航を極めています。
運休中の上桧木内駅(秋田県仙北市)周辺では、灯火をつけた巨大な紙風船を真冬の夜空に打ち上げる地域の伝統行事「上桧木内の紙風船上げ」が毎年2月10日に行われます。多くの観光客が集まる秋田の冬の風物詩で、同社はこれを一つの目標に除雪作業を続けたものの、進捗遅れによりこの日までの運転再開を断念しました。当日は公共交通機関でアクセスができなくなり、駐車台数に限りもあるためかなりの交通渋滞が予想されています。
離れた場所からでも支援できる
ところで、全国の第三セクター鉄道の御朱印ならぬ「鉄印」をデジタルで集めることができるサービス「鉄印帳デジタル」の特別企画として、秋田内陸縦貫鉄道の「豪雪と戦う」シリーズ全12種類が2月4日(水)にリリースされました。冬の守り神である保守専用車(ロータリー車とラッセル車)にスポットを当て、今シーズン撮影した写真から製作したNFT形式の鉄印で、現地に訪問しなくても鉄印帳デジタル公式サイトから購入できます(1枚550円)。3月31日(火)までの期間限定発売で、同社は「列車の運休が続き厳しい状況の中、シリーズを購入していただくことが私たちの大きな支えとなります」と、困難を乗り越えるための支援を呼びかけています。





