JR九州が久大本線の由布院〜庄内間を2月13日運転再開 全線復旧は3月1日

JR九州は「令和2年7月豪雨」の影響で一部区間で運転を見合わせている久大本線について、2021年3月1日(月)に全線での運転を再開すると決定しました。

久大本線豊後森駅に停車中のJR九州キハ125形気動車
久大本線豊後森駅に停車中のJR九州キハ125形気動車

2020年7月に数日間にわたり降り続いた豪雨により、豊後中村駅〜野矢駅間での「第二野上川橋りょう」の流出、南由布駅〜湯平駅間での築堤の崩落など、久大本線全体で145件の線路災害が発生しました(2020年7月20日時点)。列車の運行は2020年7月7日から久留米駅〜大分駅間の全線で見合わせとなり、その後運休区間は段階的に縮小されましたが、現在も豊後森駅〜庄内駅間が不通となっています。

被災箇所の復旧工事が進み、2021年2月13日(土)の始発列車から由布院駅〜庄内駅間15.4kmの区間で運転が再開となります。また、残る不通区間の豊後森駅〜由布院駅間25.9kmについては3月1日(月)始発から運転が再開され、約8か月ぶりに久大本線全線が開通します。なお、天候等の影響により工事の進捗に影響が生じた場合、日程は変更になる場合があるとしています。

【路線図で解説】豪雨で被災の久大本線 3月1日に全線復旧

久大本線は現在、豊後森駅〜由布院駅間および由布院駅〜庄内駅間でバス代行輸送を行っています。また、特急「ゆふいんの森」「ゆふ」が豊後森駅〜由布院駅・大分駅・別府駅間で運転を見合わせているほか、「ゆふいんの森」3・4号が全区間で運休となっています。

運転再開後の列車および代行バスの運転内容については現在計画中であり、決定次第あらためて告知するとのことです。