由利高原鉄道は、1日乗り放題のおトクなきっぷと貸切列車の価格を期間限定で割引発売します。
これは、秋田県と由利本荘市の補助制度を利用して行われるもので、実施期間は2021年4月1日(木)〜2022年2月28日(月)です。割引発売は2020年にも行われており、内容と価格を改定した上で再び実施されます。
鳥海山ろく線(羽後本荘駅〜矢島駅間)が1日乗り放題となる「(得)楽楽遊遊乗車券」は、大人830円、小児380円で発売されます。通常発売している「楽楽遊遊乗車券」(大人1,100円、小児500円)と比べ、大人用で270円、小児用で120円おトクになります。また、通常版は土・日・祝日および限定日のみ利用可能ですが、割引版は平日も含め曜日制限なく利用ができます。沿線内外のお店で乗車券の提示により使える優待サービスも付いています。発売箇所は羽後本荘駅、前郷駅、矢島駅です。土・日・祝日に限り「まごころ列車」車内でも発売されます。
鮎川駅最寄りの「鳥海山 木のおもちゃ美術館」入場券がセットになった「(得)沿線満喫(おもちゃ)切符」は、大人1,480円、小児900円で発売されます。通常の「おもちゃ切符」(大人1,700円、小児1,000円)から、運賃部分を割り引いての発売となります。通常版と同じく、矢島駅でのコーヒーまたはジュースサービス、おもちゃ美術館でのオリジナル缶バッジプレゼント、館内のカフェ、ショップでの割引特典が付いています。発売箇所は羽後本荘駅および矢島駅です。
秋田県と由利本荘市の補助金を活用した「貸切列車」の割引サービスも実施されます。割引率は50%で、通常ダイヤの列車の1両を貸切にした場合のおねだんは、片道24,000円が12,000円に、往復36,000円が18,000円にそれぞれ割り引かれます。臨時列車を運転する場合の1両の貸切料金は、片道36,000円が18,000円に、往復60,000円が30,000円と半額で提供されます。
貸切列車は、パーティーや宴会、オフ会などのイベントのほか、個人で借り切って贅沢な一人旅を楽しむなど、さまざまな用途で利用することができます。秋田県外在住の方でも利用可能です。飲食物の持ち込みも可能で、オプションで弁当や酒類など飲食物の準備もできます。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、密を避けるため座席数の半数程度での利用を呼びかけています。
割引1日乗車券の発売、貸切列車の半額発売とも、期間中においても補助金がなくなり次第、予告なく終了することがあるとのことです。