新たな観光列車は岡山駅から「美作エリア」へ 2022年7月登場 JR西日本が列車名を募集

JR西日本は、岡山県北エリアに向けて2022年7月(予定)に導入される観光列車の列車名を募集しています。

JR西日本キハ40系気動車(SakuraiAmi/写真AC)
JR西日本キハ40系気動車(SakuraiAmi/写真AC)

2022年夏に開催される大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」を契機に、新たな観光列車が岡山県北エリアへ向け、津山線(岡山駅〜津山駅間)などを運行します(停車駅やダイヤの詳細は、決まり次第発表されます)。列車コンセプトとして「岡山県北エリアをめぐる、美しきをつくる旅」が掲げられ、岡山駅から岡山県北「美作(みまさか)エリア」への旅のエントランスを担います。

岡山県北には、名湯「美作三湯(みまさかさんとう)」(湯原温泉・奥津温泉・湯郷温泉)や桜の名所などのスポットが数多くあります。JR西日本は地元関係団体と連携のうえ、観光列車の運行と同時に津山駅を起点とした周遊アクセスを整備する予定です。

新しい観光列車の使用車両はキハ40系気動車1両編成で、定期列車としても運用されます。外装は「淡いピンク色」の一色塗装となります。日本を代表する花の一つで、岡山県北にも名所が点在する桜の色であるとともに、温泉やおもてなしがもたらす「癒やし」を連想させる外装イメージとなります。

観光列車として運行するときは、アテンダントが乗車し観光案内を行います。車内では地元の食材を活かした列車オリジナルのお弁当などが提供され、ゆったりとした座席には、食事が可能なサイズのテーブルが備え付けられます。

【路線図で解説】JR西日本 岡山県北エリアに新たな観光列車

JR西日本では、上記コンセプトに沿った新しい観光列車の名称を募集しています。応募期間は2021年5月22日(土)〜6月20日(日)です。応募方法はTwitter、はがきによる郵送の2通りです。

Twitterからの応募は、JR西日本岡山支社の公式アカウント「くまなく・たびにゃん(JR岡山支社)」をフォローし、ダイレクトメッセージに「ネーミング」「由来や思い」を書いて送信します。

郵便はがきによる応募は、「ネーミング」「由来や思い」と、名前・住所・電話番号の必要事項を記入します。1枚のはがきで複数名称の応募が可能です。宛先は西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社「2022年新観光列車ネーミング募集」事務局(〒700-0023 岡山県岡山市北区駅前町2丁目1番7号)。

JR西日本は、列車名は応募多数による決定ではなく、コンセプトにふさわしいものを採用するとしています。決定した列車名は、2021年9月以降にJR西日本公式サイトおよびTwitter等で発表される予定です。なお、採用された方の中から抽選で1名を出発式に招待するとのことです。