JR西日本 大雨の13日 中国・北近畿・北陸で計画運休 「サンダーバード」は午前で終了

この記事は過去の情報が基準となっているため、内容が古くなっている可能性があります。

前線が停滞している影響で大雨が見込まれるため、JR西日本は2021年8月13日(金)に西日本各エリアで計画運休を実施します。

金沢駅に停車中の特急「サンダーバード」JR西日本683系電車(とちぎ/写真AC)
金沢駅に停車中の特急「サンダーバード」JR西日本683系電車(とちぎ/写真AC)

中国地方の岡山・広島・山口エリアでは、一部の区間で運転が取り止められます。始発からの終日運休が決定しているのは、姫新線(上月駅〜新見駅間)、因美線(智頭駅〜津山駅間)、芸備線(新見駅〜備後落合駅間)および福塩線(福山駅〜府中駅間)です。また、呉線(三原駅〜広駅間)、芸備線(備後落合駅〜広島駅間)、福塩線(府中駅〜塩町駅間)、岩徳線(岩国駅〜徳山駅間)および宇部線・小野田線・美祢線の全線は始発から運転見合わせとなります。山陽本線(糸崎駅〜岩国駅間)、呉線(広駅〜海田市駅間)および可部線(横川駅〜あき亀山駅間)については、始発からおおむね半分程度の本数で運転されます。

山陰エリアでは、多くの路線で午後を中心に運転を見合わせます。山陰本線は、浜坂駅〜鳥取駅間で15時頃、鳥取駅〜米子駅間で14時頃、米子駅〜益田駅間で18時頃から終日運転が取り止められます。因美線(鳥取駅〜智頭駅間)は19時頃、伯備線(新見駅〜米子駅間)は16時頃から終日運休です。木次線は宍道駅〜出雲横田駅間が16時頃から終日運転が取り止められるほか、出雲横田駅〜備後落合駅間では始発の上下各1本のみ運転し、その後の列車はすべて運休となります。

山陰方面の特急列車にも運休が発生します。特急「スーパーはくと」の下り7・11号は鳥取駅〜倉吉駅間、下り13号と上り14号は京都駅〜鳥取駅間で運休となります。特急「スーパーいなば」は下り11号と上り12号、「やくも」は下り19・23・27号と上り22・26・30号がそれぞれ全区間で運転が取り止められます。特急「スーパーおき」は4号が米子駅〜鳥取駅間、6号が浜田駅〜米子駅間で運転取り止め、「スーパーまつかぜ」は下り9号が鳥取駅〜益田駅間、11・13号が鳥取駅〜米子駅間、上り12・14号が米子駅〜鳥取駅間でそれぞれ運転が取り止められます。

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲号」は、8月13日(金)夜に東京駅および出雲市駅・高松駅を発車する上下線の列車が運休します。また、観光列車では8月13日(金)の「奥出雲おろち号」、8月13日(金)・14日(土)・15日(日)の「etSETOra」、8月14日(土)・15日(日)の「DLやまぐち号」「〇〇のはなし」の運休が決まっています。

北近畿エリアでも前線による大雨が予想されており、運転見合わせが計画されています。山陰本線は園部駅〜城崎温泉駅間で14時頃から、豊岡駅〜浜坂駅間で16時頃から終日運転取り止めとなります。また、舞鶴線(綾部駅〜東舞鶴駅間)は15時頃、播但線(寺前駅〜和田山駅間)は14時頃からそれぞれ終日運休となります。

北近畿方面の特急列車では、「はまかぜ」のうち下り3・5号と上り4・6号が全区間運休となります。特急「こうのとり」は下り9・17号と上り22・28号が福知山駅〜豊岡駅または城崎温泉駅間で部分運休となります。京都駅発着の特急列車では、「きのさき」が下り9・13・15・17号と上り16・18・20号の全区間、「はしだて」が下り9号と上り6・8号の京都駅〜福知山駅間、「まいづる」が下り11・13・15号と上り12・14号の全区間でそれぞれ運転取り止めとなります。

北陸エリアでは、越美北線(九頭竜線)が8月13日(金)は始発から終日、小浜線は全線で12時頃から終日運転が取り止められます。

大阪駅〜金沢駅間の特急「サンダーバード」は、大阪駅12:42発の下り23号以降および、金沢駅13:20発の上り24号以降、最終までのすべての列車が運休します。一方で、新型コロナウイルス感染症による昨今の情勢を受けて運転見合わせが案内されていた金沢駅発 大阪駅行の「サンダーバード14・18号」については、8月13日(金)に限り運転されます。そのほか、名古屋駅・米原駅〜金沢駅間の特急「しらさぎ」は、下り名古屋駅11:48発(米原駅12:56発)の7号以降最終までと、上り金沢駅8:48発の56号および金沢駅10:48発の58号以降最終までの列車が運転取り止めとなります。

また、高山本線の特急「ひだ」は下り11・13・15・17・19号、上り12・14・16・18・20・36・82号について、大雨が見込まれることから全区間(名古屋駅・大阪駅〜高山駅・飛騨古川駅・富山駅間)での運休が決定しています。