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JR西日本は、大雨被害による山陽本線および呉線の不通区間について、2021年9月5日(日)から運転を再開します。
8月14日(土)〜15日(日)に降り続いた大雨の影響により、山陽本線の小野田駅〜厚狭駅間では大規模な路盤流出が発生し、架線柱が倒れる、架線やケーブルが切断されるといった被害が発生しました。現在も厚東駅〜厚狭駅間で列車の運転が取り止められています(路線図は下図を参照)。当初は復旧まで10日程度と見込まれていましたが、現地の詳細な調査が行われた結果、広範囲にわたる路盤の修復が必要であることが判明し、運転再開見込みは最短で9月上旬と変更されました。
このたび復旧工事が進捗したことにより、厚東駅〜厚狭駅間は9月5日(日)始発列車から通常ダイヤで運転を再開することが決まりました。現在実施されているバス代行輸送および山陽新幹線での代替輸送は9月4日(土)をもって終了します。
一方、呉線の三原駅〜竹原駅間も列車の運転が取り止められています(路線図は下図を参照)。安芸長浜駅〜大乗駅間の東川トンネルでは、7月の大雨の際に上部を流れる東川の護岸や川底が洗い流された影響により、トンネル内で漏水被害が発生したため応急処置が行われていました。8月の再びの大雨による増水により、応急処置のために川底に設置されていたシートが流されてしまい、安全の確保ができないとして運転が見合わされていました。
広島県により行われている応急工事のめどが立ったため、三原駅〜竹原駅間の運転再開日も同じく9月5日(日)に決まりました。再開後は始発列車から通常ダイヤで運転が行われ、現在実施中のバス代行輸送は9月4日(土)をもって終了となります。
なお、観光列車「etSETOra」は9月3日(金)・4日(土)は運休となりますが、9月5日(日)から運転を再開します。なお当分の間、車内でのアルコール類の提供は行われません。