岩手・青森「ホリデーパス」スマホで1日乗り放題 JR東日本「TOHOKU MaaS」で発売

JR東日本は、岩手県・青森県内のおトクなきっぷ「いわてホリデーパス」「あおもりホリデーパス」について、スマートフォンで購入・利用できるデジタル版を新たに発売します。

JR東日本701系電車(nozomi500/写真AC)
JR東日本701系電車(nozomi500/写真AC)

両ホリデーパスは土日祝日および一部の特定期間に限り、フリーエリア内の普通列車(快速含む)やBRTなどが1日乗り放題となるきっぷです(フリーエリアの路線図は下図を参照)。観光だけでなく、地域内でのお出かけにも利用できるよう通年で発売されています。

2022年4月1日(金)からは地域・観光型MaaS(Mobility as a Service)「TOHOKU MaaS」のスマートフォンサイトで、デジタル版「いわてホリデーパス」「あおもりホリデーパス」の発売が始まりました。会員登録後、利用日を指定せずに電子チケットを購入でき、利用開始操作を行った当日に1日間有効となります。改札係員に電子チケット画面を提示することで乗車でき、「新幹線eチケット」や「モバイルSuica」と組み合わせて利用することでスマートフォン一つで岩手・青森エリアを回遊できるようになります。

おねだんは紙のきっぷと同じで、デジタル版「いわてホリデーパス」は大人2,500円・小児1,250円、デジタル版「あおもりホリデーパス」は大人2,520円・小児1,260円です。

【路線図で解説】JR東日本 デジタル版「いわてホリデーパス」「あおもりホリデーパス」発売

JR東日本が展開している「TOHOKU MaaS」は、東北6県の自治体や交通・観光事業者などの協力のもと2021年4月から提供されています。2022年度からは期間を定めず継続的に利用できる社会実装サービスとなります。旅行プランニングや交通・観光チケットの購入、高速バス・定期観光バス・レンタカーの予約等が行えるほか、岩手県一関エリアではオンデマンド交通「よぶのる一関」の予約・決済が利用できます。また、これまでの共通チケット「東北MaaSチケット」に代わり、JR東日本エリアで広く利用できる「エキトマチケット」(1枚500円)が導入され、レストランやお土産店、日帰り入浴施設などで幅広く楽しむことができます。