襟裳岬経由 列車とバスで十勝・日高ぐるり 4日間有効「日勝半島物語きっぷ」 JR北海道

JR北海道は、日高と十勝にまたがる「日勝半島」を列車とバスで周遊できるおトクなきっぷ「日勝半島物語きっぷ」を期間限定で発売します。

空から見た襟裳岬(makieni/写真AC)
空から見た襟裳岬(makieni/写真AC)

「日勝半島」は正式な地名ではありませんが、襟裳(えりも)岬を頂点とし、日高山脈を挟んで隣り合う9市町村からなるエリアを指します。十勝南部と日高東部という自然や文化が異なる2つの地域の連携を強め、一体となって観光資源をアピールするため「日勝半島」という通称が付けられました。この地域を南北に貫く自然豊かな日高山脈襟裳国定公園は、環境庁が国立公園に昇格する方針を示しています。これを見据え、札幌方面からの観光客を誘致するため「日勝半島物語きっぷ」が企画されました。

札幌駅と帯広駅・苫小牧駅を結ぶ区間の鉄道に加え、十勝バス(本社: 北海道帯広市)およびジェイ・アール北海道バス(本社: 札幌市)と連携して帯広〜広尾〜えりも・様似〜苫小牧をつなぐ路線バスの利用ができます(利用可能区間の路線図は下図を参照)。有効期間は4日間で、「帯広先回り」「苫小牧先回り」の2種類の経路から選ぶことができます。おねだんはいずれも大人9,500円(小児半額)で、利用期間は2022年4月23日(土)〜11月24日(木)となっています。

JR線は普通・快速列車の普通車自由席が利用できます。特急列車に乗車する場合は特急券が別途必要です。帯広〜広尾間(十勝バス)および広尾〜様似間(ジェイ・アール北海道バス)は路線バスフリー区間となっており、片方向に限り何度でも途中下車が可能です。苫小牧〜様似・えりも間はジェイ・アール北海道バスが運行する予約制の高速乗合バス「特急とまも号」の利用となりますが、1日1往復のみ運転のため旅程を組む際には注意が必要です(時刻表は下表を参照)。

【路線図で解説】JR北海道 おトクなきっぷ「日勝半島物語きっぷ」発売

きっぷ購入者特典として、日勝半島エリアの協力施設やレストランできっぷを提示することによりプレゼントや割引を受けることができます。また、JR北海道公式サイトの「日勝半島物語きっぷ」特設ページには、このきっぷを活用したおすすめのモデルコースが掲載されています。