箱根登山鉄道「夜のあじさい号」4年ぶり運行 座席指定でゆったり鑑賞 無料招待列車も!

箱根登山鉄道は、沿線のあじさいが見頃を迎える時期に合わせて夜間ライトアップを実施し、あじさいをゆったり観賞できる座席指定の観光列車「夜のあじさい号」を4年ぶりに運行します。

座席指定列車「夜のあじさい号」として運転する箱根登山鉄道3100形「アレグラ号」(画像提供:小田急箱根ホールディングス)
座席指定列車「夜のあじさい号」として運転する箱根登山鉄道3100形「アレグラ号」(画像提供:小田急箱根ホールディングス)

沿線5箇所であじさいライトアップ

箱根登山電車の沿線では例年、6月中旬頃からあじさいが見頃を迎え、車窓に触れるほどに咲き誇るあじさいの花を進む「あじさい電車」として親しまれています。あじさいと言えば梅雨時期の6月が有名ですが、標高が高い箱根では7月上旬頃まで見頃が続きます。

約50年前の1973年(昭和48年)頃、鉄道職員が線路沿いに自発的にあじさいを植栽したのがきっかけです。その後、職員有志による沿線美化のためのボランティア組織が結成され、多くの箇所に植栽が整備され、「あじさい電車」の呼称が一般に定着しました。

例年、夜間にあじさいを彩る幻想的なライトアップも行われ、2023年は6月15日(木)〜7月9日(日)の間、毎日18:30〜22:00まで実施されます。ライトアップ箇所は「箱根湯本駅先」「大平台駅付近(2箇所)」「旧温泉幼稚園付近(宮ノ下駅~小涌谷駅間)」「彫刻の森美術館付近」の計5箇所です(「夜のあじさい号」運転日と運転時刻、箱根登山鉄道沿線あじさいライトアップ箇所など詳細は下の図表を参照)。

【路線図で解説】「夜のあじさい号」運転日と運転時刻、箱根登山鉄道沿線あじさいライトアップ箇所

照明減灯・徐行・停車サービスも

夜間ライトアップは通常の定期列車の車窓からも楽しめますが、よりゆったりとあじさいを鑑賞できるよう、全席座席指定の「夜のあじさい号」の特別運行が行われます。6月17日(土)〜7月2日(日)の期間限定で、ライトアップ時間帯に合わせて1日最大4便が箱根湯本駅〜強羅駅間を結びます。車両は3000形・3100形「アレグラ号」または1000形「ベルニナ号」が使用されます。

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「夜のあじさい号」ならではのサービスとして、全5箇所のライトアップ箇所で徐行や停車を繰り返しながら走行します。車内照明も落とされるので、車窓越しに広がるあじさいをゆっくりと観賞することができます。また、強羅駅行は宮ノ下駅、箱根湯本駅行は塔ノ沢駅で記念撮影の時間も設けられます。あじさい電車オリジナルの「うちわ」のお土産も付いています。

座席料金は大人500円・小児250円で、5月17日(水)からインターネット発売サイトで先着順により申し込みが受け付けられます。今年から新たに、クレジットカード等による決済機能や、申込者自身で座席を選択できるサービスが導入され、より手軽に座席券を購入できるようになります。

「夜のあじさい号」は2019年の運転を最後に、台風被害や新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて運転が見送られていました。初夏の箱根の風物詩が4年ぶりに復活することを記念して、運行前夜の6月16日(金)には「招待列車」の運転が行われます。抽選により無料招待される45組90名が乗車できる特別な「あじさい電車」で、往復はがきによる応募が4月12日(水)(必着)まで受付中です。