東武鉄道は、2023年6月10日(土)から東武宇都宮線の愛称を1年間限定で『「いちご王国」ライン』とし、各駅の駅名看板を限定仕様に変更するほか、いちごの装飾をまとった特別列車を運行します。
いちご駅名看板にラッピング車両も
栃木県は1873年(明治6年)6月15日に当時の栃木県、宇都宮県の両県が合併して誕生し、今年で150年を迎えます。県の自慢は、収穫量が1968年(昭和43年)から連続日本一を誇るいちごです。肥沃な土壌と豊富な水、冬季の日照量が多い気候を活かして栽培されており、主力の「とちおとめ」などの品種育成、新技術の開発にも余念がありません。
そんな「いちご王国」の魅力発信を図りたい県は、東武と連携して宇都宮線を1年間、いちご一色に彩ります。県誕生150(いち・ご・おう)年とも掛け合わせた「いちご王国」ラインの愛称は、宇都宮線各駅の構内アナウンスなどで使用されます。
玄関口である栃木駅と東武宇都宮駅にはいちご装飾のバナーが掲出され、同線全12駅の駅名看板は赤とピンクを基調とした特別仕様に変更されます。上部に愛称が記載されるほか、いちご王国のキャラクター「いちごちゃん」「いちごモンスター」もどこかに登場しています。
宇都宮線を走る20400型車両のうち1編成は、いちごをテーマにした特別車両「ベリーハッピートレイン」となります。外装にはいちごのイラストやキャラクターがラッピングされ、車内には、栃木オリジナルのいちご新品種「とちあいか」をモチーフにしたハート型のつり革が設置されます。シート生地にもいちご柄が施され、車内広告もいちご王国のPR一色です。
ラッピング車両の運行は、南栗橋駅以北の日光線と宇都宮線で1日5往復程度が予定されています。さらに、運行初日の6月10日(土)、この車両にいち早く貸切列車として乗れる特別ツアーも実施されます。南栗橋駅から東武宇都宮駅まで乗車して折り返し、途中で8000系車両に乗り換えて特別な行路を体験できる企画です。現在、東武トップツアーズが先着100名限定で販売中です。
(東武宇都宮線フリー乗車DAY、「ベリーハッピートレイン」の外観イメージなど詳細は下の図表を参照)
出発式にはU字工事さん登場
栃木県民の日でもある6月10日(土)は、東武宇都宮駅構内で、ベリーハッピートレインのお披露目・内覧会を兼ねた出発式が催されます。栃木県の福田富一知事らが県の誕生日を「150(いちご)ケーキ」でお祝いし、ともに県出身のタレント、U字工事さんが駆けつけてパフォーマンスを行います。
また、同駅の改札前広場にはJAグループ栃木や東武宇都宮百貨店が出店し、いちごの加工品などを販売するマルシェが設けられます。ちなみにU字工事さんは、宇都宮市オリオン通りで同日16時頃から開催される「#ふらっと呑み鉄 東武沿線酒蔵巡り」の試飲イベントにも登場する予定です。
6月10日(土)は「東武宇都宮線フリー乗車DAY」とされ、同線の各駅で配布されるフリー乗車券を入手した方は栃木駅〜東武宇都宮駅間が乗り放題となる特別企画が実施されます。当日の配布枚数は大人6万枚、小児4万枚ですが、混雑緩和のため、栃木駅と東武宇都宮駅では6月1日(木)から先行して大人・小児各1,000枚が配布されます。
沿線の協賛観光施設や飲食店は、乗車券の提示による特典やプレゼントを用意してキャンペーンを盛り上げます。また、6月10日(土)の1日限定で、壬生町のコミュニティバス「みぶーぶ」にも無料で乗車できます。
そのほか関連企画として、スマートフォンアプリを使用した「TOBU POINTスタンプラリー」や、リアルなスタンプによる「アナログスタンプラリー」も開催され、達成状況に応じてプレゼントを獲得できます。また、来県者増加の取り組みとして、特急スペーシア100系1編成の車両側面に「とちあいか」をデザインした県150年記念エンブレムが掲出されます。
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