深夜の駅が「キャンプ場」に 西武が所沢で初 テント・寝袋は持参 終電後のホーム体験も

西武鉄道は、駅構内でキャンプをしながら深夜の駅の雰囲気を堪能できる同社初のイベント「所沢駅ナイトステーションツアー」を2023年11月3日(金・祝)〜4日(土)にかけて開催します。

新宿線特急ニューレッドアロー「小江戸」号として運行し、所沢駅に停車中の西武10000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
新宿線特急ニューレッドアロー「小江戸」号として運行し、所沢駅に停車中の西武10000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

終電後の駅に泊まれて業務体験もできる

主要駅である所沢駅(埼玉県所沢市)の構内に一日限りのテントスペースを設け、「駅キャンプ」を楽しんでもらうという特別企画は、西武の駅係員が発案したアイデアがもとになっています。深夜の駅という非日常の空間や雰囲気を味わえるだけでなく、普段入ることのできない終電後の駅見学などを通して、安全運行を支える鉄道の裏側の仕事にも触れてもらう試みです。

当日は、コンコースを見渡せる改札内テラス「とこてらす」にテントスペースが10区画設けられます。1区画は約7m×3mのおよそ21㎡で、テントや寝袋など就寝に必要な道具はすべて持参となります。19時30分から改札口外で受付が始まり、「とこてらす」に移動して各自でテントを設営します。もちろん、屋外と違ってコンクリートの地面なので、ペグ打ちなどできない点は注意が必要です。

終列車を見送った後の誰もいない駅で、深夜1時30分頃からホーム業務の体験イベントが始まります。ホーム放送やホームドア開閉操作のほか、線路上の落とし物を拾い上げる「安全拾得器」の使い方指導も受けられます。記念撮影の時間には、LED表示器に通常は表示されない内容の特別表示が施されるそうです。灯りを落としたホームでのナイトウォーキングもめったに味わえない経験です。

これらの構内見学を除いては基本的に自由時間で、夕食と朝食、飲み物は持参するか、駅ナカコンビニ「トモニー」で営業時間中に調達することになります。朝食時には、改札内のタリーズコーヒーからホットコーヒーの無料プレゼントを用意するそうです。解散時刻は朝9時で、それまでに各自でテントを畳むなどの片付けを済ませます。

(「所沢駅ナイトステーションツアー」当日の行程や持ち物、「とこてらす」キャンプ区画など詳細は下の図表を参照)

【図表で解説】「所沢駅ナイトステーションツアー」当日の行程や持ち物、「とこてらす」キャンプ区画

貸し出し品・焚き火・シャワーはありません

ナイトステーションツアーの募集人員はテントの区画数と同じ10組で、1組につき最大4名まで参加できますが、小学生以上の方に限られます。参加費用は1組2万円で、お一人参加でも4人組でも値段は変わりません。専用申し込みWebページで10月10日(火)14時から受付が始まり、26日(木)15時に締め切られます。先着順ではなく、応募者多数の場合は抽選によって参加できる組が決まります。

一般的なキャンプ場のような貸し出し品などのサービスはなく、必要なものはすべて自前で用意します。トイレは構内の旅客用のものを使用することになります。焚き火やガスボンベなどの火気は厳禁、シャワーなどの入浴施設やキャンプ用の手洗い場はない、電源コンセントは共用のものを譲り合って利用する、といったいくつかの制約事項にも留意しておく必要があります。

滞在中の飲酒は許可されていますが、ホーム業務体験や記念撮影、ナイトウォークについては酒気帯び状態での参加はお断りとのことです。過度なお酒は控え、お互いに配慮しながら駅キャンプという貴重な時間を過ごしたいものです。

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