JR西日本は、JR京都線の吹田駅〜東淀川駅間の沿線で2022年7月24日(日)に不発弾の撤去作業が行われることに伴い、JR京都線・おおさか東線などで列車の運転を取り止めます。
正午から約3時間運休
処理作業中は半径300mの区域が避難対象の警戒区域となり、JR京都線とおおさか東線の一部区間が範囲に含まれます。このため当日は12:00頃から夕方まで、JR京都線の高槻駅〜大阪駅間および、おおさか東線の新大阪駅〜放出駅間で列車の運転が取り止められます。おおむね3時間程度の運休が見込まれていますが、作業が長引くと規制が続き、運転再開が遅れる場合があるとしています。
また、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線では11:00頃から列車の本数を減らしての運転となります。運休時間帯は、米原駅〜姫路駅間で新快速電車の運転が全面的に取り止められ、米原駅から北陸線方面、京都駅から湖西線方面のみで折り返し運転が行われます。快速電車は米原駅〜高槻駅間(各駅停車)と大阪駅〜網干駅間(明石駅以西は各駅停車)でそれぞれ折り返し運転となります。普通電車はJR東西線・JR宝塚線に直通運転する系統のみが約15分間隔で運転され、大阪駅・塚本駅と三ノ宮駅方面を相互に利用する場合は尼崎駅で乗り換えが必要となります。
関西空港方面の特急「はるか」は京都駅〜新大阪駅間、その他の特急列車は京都駅〜大阪駅間でそれぞれ運転取り止めとなります。また、おおさか東線は放出駅〜久宝寺駅間のみ約15分間隔の普通電車が運転されます。
運転取り止め中は阪急電鉄、阪神電気鉄道、京阪電気鉄道などの各路線で振替代行輸送が行われます(運転取り止め区間の路線図など詳細は下の図表を参照)。
不発弾は大阪府吹田市南吹田の沿線にあるマンション建設現場で4月27日(水)に発見されました。吹田市によると、発見後に陸上自衛隊が不発弾を防爆シートや土のうなどで保護する措置を行い、現在は周りに高さ6mの防護壁を設置する工事を進めているとのことです。7月24日(日)は正午から処理作業が行われ、起爆装置である「信管」を取り外したことを確認して安全宣言が出され、避難対象区域が解除されます。