名古屋に“路面電車のような連接バス”誕生 「SRT」名駅〜栄ルートで13日開業 ただし運転日も本数も控えめ

名古屋市は、導入準備を進めてきた連節バス車両による新しい路面公共交通システム「SRT (Smart Roadway Transit)」を2026年2月13日(金)から名古屋駅と栄を結ぶルートで運行開始します。

全長18mの“黒い”ドイツ製連節バス

リニア中央新幹線の開業や外国人旅行客の増加による来訪者増加が期待できる名古屋都心ですが、既存の主要な公共交通である地下鉄はピーク時に混雑し、乗り換えや上下移動の負担が大きいという欠点を抱えています。市は初めて来た人にもわかりやすく、誰でも使いやすく、街の風景を見ながら移動する楽しさも兼ね備えた新たな公共交通の整備を検討し、軌道を敷設するLRTや、バス高速輸送システムBRTなども候補に検討しました。初期投資や運営コスト、自動車交通への影響の低減、将来の路線拡張への柔軟性などを考慮して市は2017年、LRTやBRTの長所を併せ持ち、統一感のあるデザインで乗り降りしやすいバス車両をベースにしたシステムとする方針を取りまとめました。

ベッセルイン栄駅前(名古屋・栄)
4,345円〜(★4.4)
栄駅から徒歩2分で名古屋ステイに便利。1階コンビニで、ビジネス観光に便利。
名古屋駅より市営地下鉄「東山線 栄駅」5分 1番出口より徒歩2分、名古屋駅「桜通り口」タクシーより10分(2.3km)
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事業主体の名古屋市が名鉄バスに運行業務を委託し、都心の街なみへの調和を意識した黒色とゴールドの車体が目を引くドイツ・ダイムラーバス社製の連節バス「シターロG」を採用します。主に広小路通を走行する栄から名古屋駅まで往復5.6kmのルートで、7か所設けられる停留所のうち一部には、バスが正確に停車しやすい「テラス型」と呼ばれる張り出し歩道が整備されます。全長約18mの車体は全体が低床で通路はゆったりしており、一部区画ではトヨタ紡織のデジタルコンテンツ体験システム「MOOX-RIDE」を導入し、走行位置に合わせて透過ディスプレイや音響、シート振動を駆使して街の情報を紹介します。

専用車両は当初1台のみ

当面は1台の専用車両を使った月・金・土・日曜の週4回と祝日のみ、9〜17時台に1日12便(45〜60分間隔)という限定的な運行ですが、市は将来的に10分間隔での運行や、名古屋城・大須方面へのルート拡大も検討しています。運賃は大人210円・小児100円均一で、現金利用の場合は前扉から、交通系ICカードとクレジットカードなどのタッチ決済で利用する場合は前・中・後ろのどの扉からも乗車できます。名鉄のMaaSアプリ「CentX」でQRコードを活用したデジタル一日乗車券「なごやSRT 1DAYパス」を大人500円・小児250円で発売するほか、同日に同じカードによりタッチ決済で利用する場合は一日乗車券と同額の引き去り上限が自動的に適用されます。

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