JR西日本は、2021年3月13日(土)のダイヤ改正以降も北陸新幹線・在来線特急の一部列車を運休します。
新型コロナウイルス感染症の影響により当分利用の回復が見込めないとして、JR西日本の北陸新幹線および在来線特急列車では、一部の列車の運転が取り止められています。3月13日(土)のダイヤ改正に伴い対象列車が変更となりますが、引き続き運転本数の削減が行われます。また、臨時列車については現在、指定席の発売が見合わされていますが、こちらも当分の間運転が取り止められます。
今後の利用状況により、運転を行うなど計画を変更する場合は改めて告知するとのことです。
北陸新幹線では、富山駅〜金沢駅間の「つるぎ」のうち定期列車上下6本、臨時列車上り2本が運休となります。「つるぎ」は1日あたりの運転本数が最大36本のところ、当分の間平日28本、土休日28本の運行となります。
関西と北陸方面を結ぶ特急「サンダーバード」は、3月13日(土)以降の定期列車上下14本、臨時列車上下8本が運休となります。大阪駅〜金沢駅間で1日あたり最大50本の運転が予定されていましたが、当分の間は28本の運行となります。
京都駅・新大阪駅〜白浜駅・新宮駅間の特急「くろしお」は、定期列車と臨時列車の上下各6本が全区間運休するほか、定期列車1本が一部区間で運休となります。新大阪駅〜和歌山駅間の運行本数は1日あたり最大36本のところ、当分の間24本に削減されます。
北近畿方面の特急列車でも一部列車の運休が続けられます。新大阪駅〜福知山駅・城崎温泉駅間の特急「こうのとり」は、3月13日(土)以降の定期列車上下8本、臨時列車上下4本が運転取り止めとなります。新大阪駅〜福知山駅間の1日あたりの運転本数は、最大28本のところ当分の間16本となります。
京都駅〜福知山駅・豊岡駅・城崎温泉駅間を運行する特急「きのさき」は、定期列車上下16本と臨時列車上下2本が全区間運休、定期列車下り1本が一部区間運休となります。また、特急「はしだて」は京都駅〜天橋立駅間で上下4本が運休するほか、京都駅〜東舞鶴駅間の特急「まいづる」も上下6本が運休となります。京都駅〜福知山駅間では通常1日あたり最大30本運転されますが、当分の間18本の運行となります。
岡山駅〜出雲市駅間を運行している特急「やくも」は、3月13日(土)以降上下14本が運転取り止めとなります。通常ダイヤで30本運行のところ、当分の間16本の運転が続けられます。
なお、上記の運休に伴い、運転する定期列車の一部列車において臨時停車が実施されます。下り列車では、「やくも7・11・15・19・23・27号」は生山駅に臨時停車します。上り列車では、「やくも6・10・14・18・22・26号」が根雨駅に、「やくも14・18・22号」が宍道駅に、「やくも26号」が玉造温泉駅にそれぞれ臨時停車します。
なお、上記の運休列車の指定席は未発売ですが、JR西日本ネット予約「e5489(いいごよやく)」の事前申し込みサービスを利用して予約した場合、申し込みを「不成立」として回答するとのことです。