台中メトロは、試験運転中の緑線(タイジョン・ジエユン・ルシェン)で2020年11月21日(土)に車両トラブルが発生し、問題が解決するまで運行を中断すると発表しました。台湾中部で初めての都市鉄道となる台中メトロ緑線は2020年11月16日(月)以降、乗客に開放しながら試験運転を行っていました。
台中市政府の発表や現地報道によると、21日午後12時12分、高鉄台中駅(119: ガオティエ・タイジョンジャン、台中市)構内の引き上げ線に入った車両が異常を検知しました。その日の運行終了後、車両を製造した日本の川崎重工業も参加して問題の車両を検査したところ、車両同士をつなぐ「半永久連結器」の軸の破損が確認されました。
川崎重工は、今回のような異常は初めてのケースだと述べました。台中メトロと協力しながら当該車両だけでなく、今後すべての車両の検査を行います。安全性が証明されるまで試験運転は中断されます。
なお、現時点では2020年12月19日(土)正式開業のスケジュールは変更されていません。