一畑電車が水戸岡デザインの新車両導入 愛称は出雲神話由来の「天叢雲」 観光列車から通勤まで多目的に運用

一畑電車は、観光列車としても運用できる新型車両「10000系」の愛称を「天叢雲(あめのむらくも)」と命名し、2026年11月から運行を開始します。

既存車両と連結して効率運用

愛称は沿線地域に伝わる出雲神話にちなんでおり、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した際、その尾から出たとされる伝説の剣の名前です。日常の通勤・通学だけでなく観光列車としての機能も備えた多目的車両で、雲が群がる神秘的な風景を描いた朱色ベースの外観デザインが特徴的です。木の質感を活かした内装は観光用途を念頭に置いた特別仕様で、テーブル付きボックスシートやソファ席、カウンター席、ロングシートなど多彩な座席を配置します。

JR九州のクルーズ列車「ななつ星in九州」をはじめ、数多くの鉄道車両を手掛けてきたドーンデザイン研究所を主宰する工業デザイナー、水戸岡鋭治さんがデザインを担当しました。現在の最新車両である8000系と同じく車両の両側に運転台を持つ「デハ10001・10002」の2両が製造され、8000系や7000系との連結による効率的な運用にも対応します。一畑電車は、「天叢雲」の導入を機に沿線自治体や観光事業者と連携して新たな観光需要を創り、地域に数多くある観光資源の魅力を発信ていくことを目指します。

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