秩父鉄道は、検査のため休止していた蒸気機関車「C58形」けん引による観光列車「SLパレオエクスプレス」の運行を、2021年2月に再開すると発表しました。
「SLパレオエクスプレス」は、2021年2月13日(土)〜12月5日(日)の土日祝日を中心に計105日間運転され、熊谷駅〜三峰口駅間を1日1往復します。全車指定席のため、運賃のほかに「SL指定席券」(740円)の購入が必要です。秩父鉄道サイトの「SL予約システム」で、運行日の1か月前から出発30分前まで事前予約することができます。なお、2月13日(土)、14日(日)運行分については1月15日(金)10時からの受付となります。
客車内はワインレッド生地の4人掛けボックスシートが並び、「昭和のSL列車旅」を彷彿とさせるレトロな内装となっています。三峰口駅には、蒸気機関車の向きを回転させる「転車台」を見学できる公園が整備されており、人気のスポットとなっています。
1944年に製造され、東北地方を中心に活躍してきた蒸気機関車「C58363号機」は、1988年から秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」として運行しており、秩父路観光の主役となりました。全般検査により2020年は運行がなかったため、約1年2か月ぶりのSL運行となります。