富士急行が3月13日ダイヤ改正 「富士山ビュー特急」再開もドリンクサービスは休止

富士急行線では2021年3月13日(土)実施のダイヤ改正により、運休中の「富士山ビュー特急」の運転が再開されます。

普通電車に使用される富士急行6000系電車(元JR東日本205系)
普通電車に使用される富士急行6000系電車(元JR東日本205系)

富士急行線は現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部列車の運行を削減した特別ダイヤで運行しています。今回のダイヤ改正では、特別ダイヤを基準に一部の列車が増発され、利便性が改善されます。なお、現在実施している特別ダイヤは、1都3県ほか対象の緊急事態宣言が引き続き出されていることを踏まえ、ダイヤ改正前日の3月12日(金)まで継続されます。

特別ダイヤで運休中の特急列車のうち、「富士山ビュー特急」上下各2本について、3月13日(土)から運転が再開されます。従来「富士山ビュー特急」の特別車両(1号車)で実施されていたウェルカムドリンクサービスと、特製スイーツが提供される土休日の「スイーツプラン」については、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当分の間休止されます。

JR線直通特急「富士回遊」の運転本数は、ダイヤ改正後も変更ありません(平日上下各3本、土休日上下各4本)。また、現在運休中の「フジサン特急」については、ダイヤ改正後も引き続き当分の間運休となります。

3月13日(土)ダイヤ改正では、大月駅〜河口湖駅間の普通電車も増発されます。運転本数は、現在の特別ダイヤと比較して上下各2本増加します。

平日・土休日ダイヤとも、各駅の始発および終電時刻の変更が行われます。始発列車は、河口湖駅行列車の大月駅発車時刻が現在(特別ダイヤ、以下同じ)の6:13から改正後は6:32に19分繰り下がり、大月駅行は河口湖駅5:49発から5:26発に23分繰り上げとなります。

終電時刻は、河口湖駅行の大月駅発車時刻が22:37から22:52に15分繰り下げられます。一方、大月駅行終電は、河口湖駅22:09発から21:52発に17分繰り上げとなります。現在の終電は大月駅でJR線上り方面への接続はありませんが、改正後の終電は八王子・立川方面の列車に接続するようになります(大月で高尾駅行終電に接続、高尾駅で三鷹駅行終電に接続)。なお、新宿・東京方面へ最終接続する列車は、河口湖駅20:52発の大月駅行になります(現在の21:18発から26分繰り上げ)。

【図表で解説】富士急行 3月13日ダイヤ改正 始発・終電時刻変更

富士急行によると、詳細な時刻表は3月上旬頃から富士急行線各駅で配布ならびに、公式サイトに掲載するとのことです。