真岡鐵道「SLもおか」3月13日に運転再開 新型コロナ対策で座席の半数のみ発売

真岡鐵道は現在運休中の「SLもおか」について、2021年3月13日(土)に運行を再開すると発表しました。

蒸気機関車「C12 66」が牽引する真岡鐵道「SLもおか」(写真AC/Andrework)
蒸気機関車「C12 66」が牽引する真岡鐵道「SLもおか」(写真AC/Andrework)

蒸気機関車けん引による観光列車「SLもおか」は、緊急事態宣言の発出に伴い1月16日(土)以降は運転が見合わされています。真岡鐵道と真岡線SL運行協議会によると、栃木・茨城両県の新型コロナウイルス新規感染者数が減少傾向にあること、客室内の除菌消毒など感染症対策を施した上での運行であることから、運転再開の判断を行ったとしています。多くの方から運転再開を望む声があったことも明らかにしています。

3月13日(土)に運転を再開するのは、下館駅〜茂木駅間を運行する上下各1本の「SLもおか」と、下館駅発・真岡駅行の下り6103列車(ディーゼル機関車けん引による客車列車)です(時刻表は下表を参照)。乗車に必要な「SLもおか券」(整理券)は、公式予約サイト経由の事前予約制となります。なお、当分の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、総座席数の5割程度の発券数となります。

4月以降の「SLもおか」運転日も発表されています。なお、5月24日(月)〜8月6日(金)は車両検査期間のため運休となります(カレンダーは下表を参照)。真岡鐵道では、今後の新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては再度運休となる場合もあるとし、乗車前に公式サイトで運行予定を確認するよう呼びかけています。

【図表で解説】真岡鐵道 「SLもおか」時刻表・運転日カレンダー

運転再開となる3月13日(土)・14日(日)には、蒸気機関車「C12 66」に新デザインの「おとちゃん」(「いい芳賀いちご夢街道」イメージキャラクター)ヘッドマークが掲出されます。また、2021年1月から販売されていた、真岡線全線開通100周年の記念駅弁「◎(まるまる)もーてつごはん」については、3月中の販売は休止となります。