熊本市電が「nimoca」乗車ポイントを9月で終了 西鉄など離脱により残り12事業者に

熊本市交通局は、交通系ICカード「nimoca」の乗車ポイントサービスを2021年9月30日(木)をもって終了します。

すれ違う熊本市電1200型電車の並び(JAPAN NAVY/写真AC)
すれ違う熊本市電1200型電車の並び(JAPAN NAVY/写真AC)

交通局発行の「でんでんnimoca」または、他事業者発行の「nimoca」を使って熊本市電に乗車する際(定期券利用は除く)、利用金額の2%分のポイントが付与される「乗車固定ポイント」ならびに、当月の利用金額に応じたポイントが付与される「乗車ボーナスポイント」のサービスが提供されています。交通局によると、いずれの乗車ポイントサービスも9月30日(木)をもって付与を終了するとのことです。

nimoca加盟店でのお買い物等で付与される「センターポイント」については、商品や店舗が対象であれば継続して付与されるとのことです。

【図表で解説】nimoca 乗車ポイント

nimoca乗車ポイントについては、新型コロナウイルス感染症拡大による経営状況の悪化を理由に、西鉄グループ各社(西鉄電車、西鉄バス、筑豊電気鉄道、日田バス、亀の井バス)ならびに大分交通、大分バスが3月31日(水)をもって付与を終了しています。今回の熊本市電の離脱表明により、残る12事業者の動向が注目されます。