阪神・山陽・神戸電鉄が緊急事態宣言で終電繰り上げ ポートライナー・六甲ライナーも

阪神電気鉄道、山陽電気鉄道、神戸電鉄および神戸新交通は、緊急事態宣言に伴い終電繰り上げなどを実施します。

山陽電気鉄道5000系電車(やんちんぐ/写真AC)
山陽電気鉄道5000系電車(やんちんぐ/写真AC)

各社とも、緊急事態宣言の発令および沿線自治体からの協力要請を受けての対応となります。

山陽電鉄では、2021年4月29日(木・祝)から平日・土休日ダイヤともに、夜時間帯の減便および行先変更を行います。これにあわせ、相互直通運転する阪神電鉄でも本線・神戸高速線の一部列車で運休および行先変更が行われます。阪急神戸高速線の阪急神戸三宮駅〜高速神戸駅間でも一部の列車の運転が取り止められます。また、近畿日本鉄道(近鉄)が4月29日(木・祝)から奈良線の終電を繰り上げることに対応し、阪神なんば線の一部列車にも行先変更が生じます。これらのダイヤ変更に伴い、一部の区間では終電時刻が繰り上がります(時刻表は下表を参照)。

阪神電鉄ではそのほか、4月29日(木・祝)以降の土休日ダイヤ昼間時間帯において、大阪梅田駅発・尼崎駅行の本線急行列車12本を運休します。なお、尼崎駅発・大阪梅田駅行の急行は通常どおり運転されます。

【時刻表で解説】阪神 終電繰り上げ

神戸電鉄でも4月29日(木・祝)以降の毎日、終電時刻の繰り上げを行います。有馬線・三田線では、新開地駅0:00発・準急三田駅行が岡場駅行に行先が変更されることにより、岡場駅〜三田駅間の終電は約25分繰り上がります。粟生線では、新開地駅0:03発・普通志染駅行が西鈴蘭台駅行に変更となり、西鈴蘭台駅〜志染駅間の終電が約20分繰り上げとなります。また、粟生駅23:19発・普通鈴蘭台駅行は志染駅行となり、志染駅〜鈴蘭台駅間の終電は約30分繰り上げられます(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】山陽電気鉄道・神戸電鉄 終電繰り上げ

一方、神戸新交通は、4月29日(木・祝)からポートライナーおよび六甲ライナーの終電時刻を繰り上げます(平日・土休日とも)。ポートライナーでは三宮駅発・神戸空港駅行終電が通常の0:00発から23:33発に27分繰り上げられます。六甲ライナーでは、住吉駅発・マリンパーク駅行終電が0:26から23:59に27分繰り上げられます(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】神戸新交通 終電繰り上げ

各社とも、ダイヤ変更は沿線自治体への緊急事態宣言が解除されるまで継続する予定です。