嵐電が緊急事態宣言で最大40分の終電繰り上げ 叡山電車は深夜に加えて昼間にも減便

京福電気鉄道(嵐電)および叡山電鉄は、緊急事態宣言に伴い終電の繰り上げや一部列車の運休を行います。

嵐電四条大宮駅に停車中の京福電気鉄道モボ611形電車(☆Ken☆/写真AC)
嵐電四条大宮駅に停車中の京福電気鉄道モボ611形電車(☆Ken☆/写真AC)

緊急事態宣言が発令され、京都府おける緊急事態措置として交通事業者に対して協力依頼がなされたことを踏まえて対応するものです。

嵐電嵐山本線・北野線では、2021年4月29日(木・祝)から緊急事態宣言が解除されるまでの期間、終電時刻の繰り上げが実施されます。四条大宮駅発・嵐山駅行の終電は、通常ダイヤの23:45発から期間中は23:05発に変更されるなど、平日・土休日ダイヤとも全線で20〜40分程度時刻が繰り上げられます。なお、日中時間帯については、3密回避の観点から減便等を実施せず、通常ダイヤで運転するとのことです。

叡山電鉄では、4月30日(金)から緊急事態宣言解除日までの毎日、深夜時間帯の一部の列車の運転が取り止められます。対象は叡山本線・鞍馬線の全線です(市原駅〜鞍馬駅間は土砂災害の影響で運休中)。出町柳駅発の終電は通常ダイヤの0:00発(修学院駅行)から23:40発(二軒茶屋駅行)へと20分繰り上げられます(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】嵐電・叡山電鉄 終電繰り上げ

叡山電鉄ではそのほか、5月1日(土)以降の土休日ダイヤにおいて昼間時間帯(9時〜18時頃)に減便を行います。出町柳駅〜八瀬比叡山口駅間および出町柳駅〜市原駅間の列車は通常それぞれ15分間隔で運転されていますが、期間中はそれぞれ20分間隔に変更されます。