JR東日本「B.B.BASE」 両国発・房総サイクリング 気軽に乗れる指定席が9月から新登場

JR東日本は、自転車と一緒に乗車できる房総方面の臨時列車「B.B.BASE」について、2021年9月運転分から新たに指定席発売を開始します。

JR東日本209系2200番台電車「B.B.BASE」(eh/写真AC)
JR東日本209系2200番台電車「B.B.BASE」(eh/写真AC)

「愛車と過ごせるサイクリストの移動基地」がコンセプトの「B.B.BASE」は、自転車を解体せずに車内のラックへ搭載できるサイクルトレイン専用車両で、2018年1月にデビューしました。列車名は“Boso Bicycle BASE”の頭文字から命名され、温暖な気候でサイクリストに人気のある房総エリアへ向けて運転されています。

起点となる東京の両国駅では、普段使われていない3番線ホームから出発し、地上から階段がなく自転車を押してスムーズに入場できる「B.B.BASE専用ゲート」も設けられています。両国駅前にある「B.B.BASEバイシクルステーション」では、ロードバイクやクロスバイクなど多彩なスポーツバイクのレンタルを行っており、自転車を持っていなくても「B.B.BASE」の旅を楽しむことができます。

2021年9月分の「B.B.BASE」運転日は合計8日間です。9月4日(土)は勝浦駅・安房鴨川駅方面の「外房コース」、9月11日(土)・12日(日)は館山駅・和田浦駅方面の「内房コース」、9月18日(土)〜20日(月・祝)は佐倉駅・銚子駅方面の「銚子コース」、そして9月25日(土)・26日(日)は佐原・鹿島神宮方面の「佐原・鹿島コース」として運転されます(運転時刻と運転日カレンダーは下表を参照)。両国駅のほか、東千葉駅または本千葉駅から利用することもできます。なお、10月以降の運転スケジュールについては8月下旬以降に発表されるとのことです。

【時刻表で解説】JR東日本 「B.B.BASE」 2021年9月から指定席の発売開始

これまで「B.B.BASE」は「びゅう」旅行商品としてのみ発売されていましたが、利用者の要望に応えるかたちで一部の号車の指定席発売が開始されます。指定席は1・2号車で、乗車券(Suicaなどを含む)のほかに指定席券を購入することにより利用できます。指定席券は大人840円、小児420円で、乗車日の1か月前10時からインターネット予約「えきねっと」および主な駅の指定席券売機、みどりの窓口などで発売されます。

なお、指定席車両となる1・2号車には自転車をそのまま持ち込むことはできません。自転車は通常の列車と同じく折りたたむ、もしくは解体して専用の袋(輪行袋)に収納する必要があります。

3・5・6号車はこれまでと同様に自由席で、ご自身で自転車を持参して利用するびゅう旅行商品として発売されます。旅行商品を購入して3・5・6号車を利用する場合は、自転車を解体せずそのまま車内に持ち込むことができます。

旅行代金の一例として、両国駅発着で往復鹿島神宮駅利用の場合、大人5,600円、小児3,800円です(1名分)。往復コースのほか、片道コースも設定されています。旅行商品にはフリークーポン1,000円分が含まれており、「佐原・鹿島コース」ではさらに「スイーツ・飲料引換券」も付属します。発売開始は8月10日(火)14時で、「B.B.BASE」専用サイトから出発日前日の23:40まで予約申し込みすることができます。

「B.B.BASE」車両は、京浜東北線や南武線で活躍した209系がベースになっています。通勤電車が改造された車内には、自転車の積み込みを第一に考慮されたゆったりとしたスペースが確保されています。床材には、ビンディングシューズ着用でも滑りにくいゴム床が採用されています。座席は仲間でくつろげるボックスシートで、モバイル機器や自転車のライトを充電できるコンセント付きのテーブルが備えられています。4号車は自由に利用できるフリースペースとなっています。車内販売はありませんが、車内への飲食物の持ち込みは可能です。トイレは編成中に2箇所あります。

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