食事付き観光列車「伊予灘ものがたり」運休 9月12日まで 愛媛にまん延防止措置 JR四国

JR四国は、新型コロナウイルスの影響により観光列車「伊予灘ものがたり」を運休します。

下灘駅に停車中の観光列車「伊予灘ものがたり」JR四国キハ47形気動車(KozieZ400GP/写真AC)
下灘駅に停車中の観光列車「伊予灘ものがたり」JR四国キハ47形気動車(KozieZ400GP/写真AC)

愛媛県にまん延防止等重点措置が適用されることが決定したことを受けたもので、松山駅〜伊予大洲駅・八幡浜駅間を運転する観光列車「伊予灘ものがたり」の全便(「大洲編」「双海編」「八幡浜編」「道後編」)が対象です。運休が決まったのは8月20日(金)〜22日(日)・27日(金)〜29日(日)、9月3日(金)〜5日(日)・10日(金)〜12日(日)の計12日間です(運転時刻と運転日カレンダーは下表を参照)。

すでに購入したきっぷおよび食事予約券は、駅のみどりの窓口等で手数料無しで払い戻されます。なお、食事予約券については購入した箇所で払い戻しの手続きを行う必要があります。

JR四国は、今後の状況によっては運休列車および運休日を拡大することがあるとして、最新情報を公式サイトで確認するよう呼びかけています。

【時刻表で解説】JR四国 観光列車「伊予灘ものがたり」を運休

「伊予灘ものがたり」は予讃線海回りルート、通称「愛ある伊予灘線」を1日4便運行する全車グリーン車指定席の観光列車です。車窓から伊予灘の穏やかな海を間近に眺めながら、四国・愛媛の食材を使用したお食事が楽しめます。アテンダントによる車内販売などのサービスや、地元の方によるおもてなしも用意されています。各列車とも運転停車する下灘駅は海に近い駅として有名で、ホームに降りて記念撮影等を楽しむことができます。

レトロモダンな内装で親しまれた現行車両(キハ47形気動車を改造)での運転は、12月27日(月)をもって終了することが決まっています。ラストランを記念して列車にはオリジナルヘッドマークが掲出され、車内販売では限定のオリジナルグッズが販売されています。