わたらせ渓谷鐵道「トロッコわっしー号」運休 9月12日まで 群馬・栃木に緊急事態宣言

第三セクター鉄道のわたらせ渓谷鐵道は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりトロッコ列車等を運休します。

観光列車「トロッコわっしー号」で運行しているわたらせ渓谷鐵道WKT-550形気動車(SakuraiAmi/写真AC)
観光列車「トロッコわっしー号」で運行しているわたらせ渓谷鐵道WKT-550形気動車(SakuraiAmi/写真AC)

群馬・栃木両県に緊急事態宣言が発令されたことを受けた対応で、運休期間は2021年8月21日(金)〜9月12日(日)です。運転を取り止めるのは、桐生駅〜間藤駅間を運転する座席定員制の観光列車「トロッコわっしー号」の全列車(下り1・5号および上り2・6号)と、大間々駅8:55発 桐生駅行の上り臨時普通列車です。いずれも8月20日(金)〜22日(日)・28日(土)・29日(日)、9月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の9日間運転が予定されていました(運転時刻と運転日カレンダーは下表を参照)。

該当列車のトロッコ整理券については無手数料で払い戻されます。払い戻しについてのお問い合わせは、平日は本社(電話0277-73-2110)、土休日は大間々駅(電話0277-72-1117)で受け付けるとのことです。なお、運休期間は今後、変更になる場合があるとしています。

【時刻表で解説】わたらせ渓谷鐵道 観光列車「トロッコわっしー号」を運休

「トロッコわっしー号」は、普通列車用の気動車をベースにした窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ列車で、窓ガラス付きの普通車両を連結して2両編成で走ります。冬季は別時刻で運転され、トロッコ車両にも窓ガラスが取り付けられます。ディーゼル機関車が客車を引っ張る昔ながらのスタイルの「トロッコわたらせ渓谷号」(現在は車両点検期間中)とともに、吹き込んでくる風を全身で受けながら、車窓に広がる渡良瀬川の渓谷の景色を楽しめる観光列車です。