東武東上線50070型を再現 本物の運転体験を 「浅草東武ホテル」にシミュレーター客室

東武鉄道の電車運転が体験できる本格的な運転シミュレータールームが「浅草東武ホテル」(東京都台東区)に誕生します。

浅草東武ホテル「東武鉄道運転シミュレータールーム」での運転体験イメージ(東武ホテルマネジメント提供)
浅草東武ホテル「東武鉄道運転シミュレータールーム」での運転体験イメージ(東武ホテルマネジメント提供)

運営会社の東武ホテルマネジメント(東京都墨田区)が東武鉄道の全面協力のもと、同ホテルの開業1周年記念として制作するものです。10月1日(金)からデイユースプランの予約受付が始まります。

今回ホテルに設置される運転シミュレーターは、東武東上線の運転士が訓練用として使用していた実物です。ATC(自動列車制御装置)導入に伴い2013年から志木乗務管区で運転士の習熟訓練用として使用され、現在も森林公園乗務管区などで同型のシミュレーターが訓練で使用されています。

運転台は50070型車両のもので、東上線の池袋駅〜小川町駅間の上下線を急行または普通列車として運転することができます。マスコンハンドルの操作に応じて速度計などが動くほか、モニターには沿線の車窓風景がCGでリアルに再現され、本物と同じ運転操作が体験できます。出発駅および出発番線、閉塞区間ごとの速度制限などの設定も可能で、通常時から異常時までさまざまな環境を再現できます。

客室内には駅で使用しているものと同じ駅名標など、鉄道ファンの心をくすぐる装飾が施されているのも見どころです。

「東武鉄道運転シミュレータールーム」は1日1室限定で、開業1周年当日の10月8日(金)から13時〜17時まで利用可能なデイユースプランとして発売されます。料金は1室10,200円(税金・サービス料込)で、第1期分(10月8日(金)〜10月14日(木)利用)の予約は10月1日(金)12:00からホテル公式サイトで受付を開始します(詳細は下表を参照)。なお、本格シミュレーターのため、12歳以上の方の利用が推奨されています。

【図表で解説】浅草東武ホテル 「東武鉄道運転シミュレータールーム」誕生

同ルームの宿泊プランについては11月5日(金)からの利用となり、詳細は後日案内されるとのことです。各プランのお問い合わせは宿泊予約オペレーションセンター(電話03-5809-7320)まで。