静岡鉄道はアフターコロナへ 10日から増便 終電30分繰り下げ 街の賑わい回復を後押し

静岡鉄道は、2021年10月10日(日)に静岡清水線のダイヤ変更を行い、増便および終電繰り下げを実施します。

静岡鉄道A3000形電車(河野信紀/PIXTA)
静岡鉄道A3000形電車(河野信紀/PIXTA)

新型コロナウイルス感染拡大の影響により利用者が減少したことを踏まえ、静岡清水線では2020年4月13日から特別ダイヤによる運転が行われています。2021年9月30日(木)に緊急事態宣言が解除されたこと、また、ワクチン接種率が高まっている状況を受け、今後の移動需要の増加に対応するためにダイヤが変更されます。

10月10日(日)以降は平日・土休日とも、新静岡駅および新清水駅発の最終列車が30分繰り下げられ23:30発となり、コロナ禍前と同じ水準に戻ります。

平日ダイヤでは、朝ラッシュ時間帯8時前後に新静岡駅に到着する列車が増便され、5分間隔での運転となります。7:30〜8:30は特に利用が集中するため、時差通勤による混雑率の平準化への協力が引き続き呼びかけられます。なお、特別ダイヤ実施以降は運転が取り止められている新清水駅行の急行列車は、利用者が集中しやすいとして今回のダイヤ変更でも設定されません。

そのほか、平日の日中時間帯および土休日の朝〜夕方時間帯は現行では10分間隔ですが、ダイヤ変更後は8分間隔となり、毎時1〜2本の増便となります。また、平日夜間の19時〜20時にも増便され、8分間隔での運転となります(各時間帯の運転間隔は下表を参照)。

【図表で解説】静岡鉄道 静岡清水線ダイヤ変更

静岡鉄道は日常の経済活動に戻っていく中で、引き続き感染防止対策を徹底しながら街の賑わいの回復や地域活性化を後押ししたいと話しています。