秩父鉄道 紙より「おトク」なデジタルチケット導入 「フリーきっぷ」2種 小田急と連携

秩父鉄道は小田急電鉄と連携し、秩父エリアで利用できるデジタルチケットを2021年11月4日(木)から発売開始します。

宝登山ロープウェイの搬器「ばんび」(Katsumi/TOKYO STUDIO)
宝登山ロープウェイの搬器「ばんび」(Katsumi/TOKYO STUDIO)

新たに発売されるのは、秩父鉄道全線(羽生駅〜三峰口駅間)が1日乗り放題の「秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)」と、宝登興業(埼玉県長瀞町)が運営する宝登山(ほどさん)ロープウェイで利用できる「宝登山ロープウェイフリーきっぷ」の2種類です(路線図は下図を参照)。小田急電鉄のMaaS(Mobility as a Service)アプリ「EMot」上で初めて、埼玉県内のデジタルチケットとして発売されます。

いちご狩り30分食べ放題 高台にあるいちご農園 芦ケ久保駅から徒歩約15分「まるとみ農園」(提供: じゃらん)

「秩父路遊々フリーきっぷ(デジタル版)」は、秩父鉄道沿線の飲食店や日帰り温泉施設など約50店舗でチケットを提示すると割引等が受けられる優待も付いています。特典の対象施設は画面の地図上でも確認できます。おねだんは大人1,500円・小児500円で、従来の紙券の価格(大人1,600円・小児800円)よりも割安となっています。また、紙券は利用可能日が土休日中心に限られていますが、デジタル版は曜日の制限なく通年で利用可能です。なお、急行列車やSL列車の利用には別途料金が必要です。

長瀞町にある宝登山の山麓と山頂を結ぶロープウェイが1日乗り降り自由となる「宝登山ロープウェイフリーきっぷ」は、大人750円・小児380円で発売されます。ロープウェイ山麓駅で発売している紙券の往復きっぷ(大人830円・小児420円)よりもおトクに購入でき、長瀞の壮大な景色を堪能しながらの空中散歩を何度でも楽しむことができます。通年で利用可能です。

いずれのチケットもスマートフォンに「EMot」をダウンロードし、チケットストアからクレジットカード決済により購入します。希望する乗車日の1か月前から当日まで発売されます。1台のスマートフォンで一括して購入し、家族や友人など複数人で利用することもできます。なお、10月1日(金)から開設されているスマートフォン用Webサイト「EMotオンラインチケット」では発売されません。

【路線図で解説】秩父鉄道 MaaSアプリ「EMot」でデジタルチケット2種を発売開始

「EMot」はスマートフォン1つで周遊を楽しめる観光型MaaSアプリで、箱根をはじめとした小田急沿線の観光地や、遠州鉄道と連携した静岡県浜松エリアでサービス展開してきました。窓口に並ぶことなくデジタルチケットを事前決済で購入でき、現地では係員に画面を提示することでスムーズに利用できます。

秩父鉄道は、「EMot」の機能を利用して沿線周遊に便利なチケットをデジタル化することで、新型コロナウイルスの影響でさらに注目される「キャッシュレス」「非接触」対応を早期に実現できたと導入の背景を説明しています。目的地までの経路検索、交通手段の予約・決済をスマートフォンで完結できるようになり、将来的には観光だけでなく通勤・通学の利便性も高めることが期待できるとしています。

〈この記事へのご意見・ご感想をSNSでお聞かせください。〉