豊橋名物「おでんしゃ」2年ぶり運行 15周年企画あり 「家族かいつもの4人」グループで

豊橋鉄道は、路面電車の車内で「おでん」や生ビールを楽しめる恒例のイベント列車「おでんしゃ」を運行します。

「おでんしゃ」として運行される豊橋鉄道市内線3200形電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
「おでんしゃ」として運行される豊橋鉄道市内線3200形電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

1955年(昭和30年)製のノスタルジックな電車内では豊橋名産のヤマサちくわ「特製おでん」が提供され、アサヒビール「スーパードライ」生ビールは飲み放題です。渥美フーズの「おつまみ弁当」も付いているほか、参加者全員におでんしゃ特製のラベル付き「カップ酒」1本と焼印入り「桝」のプレゼントもあります。飲み物やおつまみの持ち込みは自由です。そのほか、乗車日2日前までの予約により揚げ物やピザ、燻製などのオプション品注文も可能です(メニューにより対象外の日があります)。

文政十年創業 愛知県豊橋市の名産として愛されてきた「ヤマサちくわ」(提供: Yahoo!ショッピング)

「走る屋台」とも称される豊橋の冬の風物詩ですが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により全期間で運行中止となったため、2年ぶりの運行となります。2021年度はおでんしゃ運行開始から15周年を迎えるため、「VRクイズ」による豊橋特産品やオリジナルグッズのプレゼントや、新企画の「チェキ」による記念撮影イベントも実施されます。

運転期間は2021年12月10日(金)〜2022年1月30日(日)(ただし、12月29日(水)〜1月4日(火)を除く)で、期間中は毎日1便運転されます。日曜祝日のみ昼便、その他の曜日は夜便での運転となります(運転日カレンダーは下表を参照)。市内線の駅前停留所(豊橋駅東口)からトイレ休憩場所となる運動公園前停留所まで1往復の行程で、所要時間は約1時間30分です。

2021年度は感染症対策のため、「同居家族」もしくは「いつもいる4人」のグループ単位での申し込みとなります。おねだんは1グループ18,000円で、人数にかかわらず同一料金です。すべての便が「グループ便」となり、最大4グループまで乗車可能です。ただし、1便あたりの申し込みが3グループに満たない場合は運休となります。なお、車内でのカラオケサービスは中止となり、ビールはジョッキではなく紙コップでの提供となるなど、企画内容は例年から一部変更されます。

【図表で解説】豊橋鉄道 市内線で「おでんしゃ」運行

2021年11月27日(土)以降、豊鉄観光サービス「エモア旅行センター」で電話(0532-54-5691、9:30〜17:30)により乗車予約を受け付けます。貸切運行についての相談も受け付けるとのことです。