浅草線「エアポート快特」・新宿線「急行」縮小 都営地下鉄などダイヤ改正 終電変更も

東京都交通局は、行動変容に伴う利用状況の変化を踏まえ、都営地下鉄全線ならびに日暮里・舎人ライナーのダイヤ改正を実施します。

都営浅草線で運行している東京都交通局5500形電車(りっくん_/写真AC)
都営浅草線で運行している東京都交通局5500形電車(りっくん_/写真AC)

改正日は都営浅草線が2022年2月26日(土)、都営三田線・新宿線・大江戸線および日暮里・舎人ライナーが3月12日(土)です。

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都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーでは2021年1月20日から終電繰り上げダイヤを継続(2021年3月に一部内容変更)していますが、今回の改正により正規のダイヤとなります。ただし、一部の路線・区間では運転間隔の見直しなどにより、現在の終電時刻から繰り上げまたは繰り下げとなる場合があります(主な駅の終電到着時刻は下表を参照)。

都営浅草線では、「エアポート快特」の一部列車が地下鉄線内各駅停車となる種別に変更されます。昼間時間帯(おおむね10〜16時台)のエアポート快特は現在、1時間あたり3本運転されていますが、改正後は1〜2本の運転となります。朝夕時間帯のエアポート快特についても一部が同様に各駅停車となる種別に置き換えられ、エアポート快特が通過する駅での乗車機会が増やされます。また、西馬込駅〜泉岳寺駅間については現行ダイヤで昼間時間帯(10〜16時台)に5〜10分間隔で運転されているところ、改正後は10分間隔に見直されます。

都営新宿線では、新宿線内で通過駅のある急行列車の運転本数が大幅に縮小されます。現在は昼間時間帯(10〜16時台)に両方向とも1時間あたり3本運転されていますが、改正後は多くが各駅停車に種別変更されます。急行の1時間あたり運転本数は1〜2本となり、午前は新宿駅方面行のみ、午後は本八幡駅行のみの設定となります。そのほか、平日の朝時間帯に上下各1本の増発が行われ、運転間隔の短縮により利便性向上が図られます。また、一部の列車が現在の8両から10両編成へと変更される予定です。

【時刻表で解説】東京都交通局 都営地下鉄全線と日暮里・舎人ライナーでダイヤ改正

そのほか、都営三田線では最終列車の行先変更と時刻繰り上げ、都営大江戸線では早朝および夕時間帯の増発、日暮里・舎人ライナーでは始発列車の繰り上げと早朝時間帯の増発および終電時刻の繰り下げが実施される予定です。