伊勢志摩の普通列車で「サイクルトレイン」 近鉄 自転車そのまま乗車 降りたらすぐ周遊

近畿日本鉄道(近鉄)は、山田線・鳥羽線・志摩線で自転車をそのまま車内に持ち込める「サイクルトレイン」を2022年4月16日(土)〜24日(日)に実施します。

鳥羽線五十鈴川駅を発車する近鉄1230系電車(わんまるお)
鳥羽線五十鈴川駅を発車する近鉄1230系電車(わんまるお)

利用者自身の自転車や現地でのレンタサイクルを利用して伊勢志摩エリアを周遊し、自然景観や観光スポットを楽しんでもらうための取り組みです。沿線の5市町(三重県松阪市・明和町・伊勢市・鳥羽市・志摩市)と共同で開催します。中でも鳥羽から志摩沿岸にかけては、走行環境や休憩機能などの水準を満たすナショナルサイクルルートとして国土交通省が指定した「太平洋岸自動車道」の一部を構成しています。

実施区間は松阪駅〜賢島駅間の57.6kmで、昼間時間帯の普通列車の2両目車両に自転車を解体または輪行袋に格納することなくそのままで乗車できます(利用区間の路線図は下図を参照)。追加料金は不要で乗車券のみで持ち込むことができ、事前予約も必要ありません。車内での転倒防止のため、つり革や手すりなどに固定するひもなどを持参する必要があります。なお、沿線地域のレンタサイクルサービスでは自転車と併せてレンタルすることができるほか、一部の駅では貸出の取り扱いが行われます。

【路線図で解説】近鉄 山田線・鳥羽線・志摩線で「サイクルトレイン」実施

なお、区間内でも駅の構造上、サイクルトレインの利用対象外となっている駅があります。松阪駅・伊勢市駅では近鉄側の改札のみサイクルトレインに対応しており、JR側改札からは利用できません。1列車あたりの積載台数は5台までで、混雑具合によってはそれ以下でも持ち込みを断る場合があるとしています。また、利用可能な自転車はエレベーターに搭載できる最大サイズ(長さ180cm・幅45cm、ハンドル部分を除く)までとされています。

近鉄は、今回のサイクルトレインが山田線・鳥羽線・志摩線の沿線地域の活性化や、魅力発信の機会になることを期待しています。「鉄道」と「自転車」を融合した新たなお出かけスタイルを楽しんでほしいとコメントしています。

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