近鉄の団体専用列車「楽」臨時列車で特別運行 GWに伊勢志摩へ7日間 「列車券」が必要

近畿日本鉄道は、通常は団体専用列車として運行している20000系車両「楽」を2022年ゴールデンウィークに伊勢・鳥羽・志摩方面への臨時列車として運転します。

近鉄の団体専用列車「楽」20000系電車(ポニー/写真AC)
近鉄の団体専用列車「楽」20000系電車(ポニー/写真AC)

2021年大晦日からの終夜運転時には奈良線で快速急行列車として運行した「楽」ですが、今回は伊勢志摩への行楽列車として特別運行します。2022年5月1日(日)からの計7日間、大阪上本町駅〜賢島駅間を1日1往復します。所要時間は往路(賢島駅行)が3時間20分、復路(大阪上本町駅行)が3時間5分です。途中の鶴橋駅、大和八木駅および名張駅にも停車し、沿線各地からの伊勢志摩旅行にも便利に利用することができます(運転時刻は下表を参照)。

臨時列車「楽」の乗車には、乗車券のほかに『「楽」らく列車券』をあらかじめ購入する必要があります。おねだんは区間にかかわらず大人400円・小児200円です。発売開始は各運転日の14日前10:30からで、主要駅の特急券発売窓口で号車を指定しての発売となります。なお、座席はすべて自由席のため、乗車人数によっては相席となる可能性もあります。

【時刻表で解説】近鉄 2022年ゴールデンウィークに伊勢志摩方面へ臨時列車「楽」を運転

1990年(平成2年)にデビューし、修学旅行など団体利用専用で利用されてきた「楽」ですが、2020年8月から全面リニューアルして再登場しました。外観は「漆メタリック」の単色塗りとなり、沿線5地域(大阪、奈良、京都、伊勢志摩、名古屋)の魅力が「地のにぎわい」として日本の伝統色と和柄でデザインされています。

両先頭車両の階上席には見晴らしのいいパノラマビューが楽しめる「楽VISTAスポット」が設けられ、階下室は靴を脱いでくつろげる天然木フローリングのフリースペースとなっています。また、先頭車両のサロン席と中間車両の座席はゆったりとしたシート間隔となり、天然木の大型テーブルが新たに設置されています。