昼間運休中の「はるか」 7月ようやく運転再開 訪日観光客受け入れで関空利用増に期待

JR西日本は、新型コロナウイルス感染症の影響により昼間時間帯に運休している特急「はるか」について、2022年7月1日(金)から一部列車の運転を再開します。

JR西日本「ハローキティはるか」281系電車(Kapi Ng/Shutterstock)
JR西日本「ハローキティはるか」281系電車(Kapi Ng/Shutterstock)

コロナ禍による乗客減で減便中

関西空港駅をおおむね10時〜17時の時間帯に発着する「はるか」14本(関西空港駅行7本、京都駅行7本)が運転を再開し、1日の運転本数は現在の24本から38本へと増加します。再開する列車の指定席は6月24日(金)から発売が開始されます。JR西日本によると、6月10日(金)から訪日外国人の受け入れが再開し、関西国際空港の利用客増加が見込めるために再開を決めたとのことです。

「はるか」の減便は2020年4月24日から実施されており、当初は1日のうちおよそ半数にあたる列車が間引かれました。さらに、感染拡大に伴う著しい利用低下を踏まえ、2020年9月1日からは昼間時間帯の全列車が運休となっています。昼間の「はるか」の運転再開は1年10か月ぶりですが、当面の運転間隔は1時間に1本で、本来のダイヤの半数にとどまります(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR西日本 昼間時間帯の特急「はるか」 一部列車を運転再開

日本政府は水際対策を見直し、観光目的で短期滞在する外国人の新規入国を認める措置を6月10日(金)から実施します。ただし、旅行会社等が受入責任者となり、全行程に添乗員を同行させるパッケージツアーとして受け入れることなどが条件となっています。