「最安きっぷ」キャッシュレス購入可に JR四国 来春には普通乗車券・定期券もアプリ化

JR四国は、スマートフォンでキャッシュレスによりきっぷを購入できるチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」(スマえき)をリリースし、アプリ限定のおトクなきっぷを発売開始します。

キャラクター「たかまつえきちゃん」がデザインされたJR四国 高松駅の駅舎(kntphoto97/写真AC)
キャラクター「たかまつえきちゃん」がデザインされたJR四国 高松駅の駅舎(kntphoto97/写真AC)

新アプリ「しこくスマートえきちゃん」

新アプリは2022年10月頃からiOS、Androidの各アプリストアでダウンロード可能となります。窓口や券売機に並ぶことなく、アプリ上からクレジットカード等による決済で各種きっぷをいつでも購入できます。紙のきっぷの受け取りも不要で、スマホのきっぷ画面を係員に提示するだけで列車に乗車できます。

JR四国は近年、チケット購入時の非対面化と利便性向上を進める「JR四国Smart改革」に取り組んでおり、これまで「みどりの券売機プラス」の導入駅拡大などを実施してきました。今回のスマえき導入によりさらにデジタル化・キャッシュレス化を推進し、新たな価値観や行動変化に対応するとともに、駅窓口や券売機の混雑緩和を図っていくとのことです。無人駅から乗車する際の利便性が向上する環境を整え、将来の省力化につなげる狙いもあります。

アプリのリリースに合わせ、1枚から購入できるスマえき専用の片道型トクトクきっぷが新たに発売されます。特急列車の自由席を利用できる「スマえき Sきっぷ(片道)」「スマえき くろしおSきっぷ(片道)」「スマえき トク割きっぷ(片道)」は、各設定区間において区間最安の発売額となります(期間限定商品や発売条件に制限のあるきっぷを除く)。そのほか、「内子・大洲町並散策1日パス」など、四国内のフリーきっぷの一部もスマえきで購入・利用できるようになります(アプリ専用商品の概要、トクトクきっぷの見直しなど詳細は下の図表を参照)。

【図表で解説】JR四国 チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」サービス開始

乗車券・定期券もスマホ対応に

2023年春からは取扱券種の拡大が計画されており、普通乗車券や通勤・通学定期券もスマえきで購入できるようになる予定です。また、利用状況を細かく把握することにより、ニーズに応じた臨機応変な商品展開を行っていくとしています。なお、スマえきで利用できるのは、四国内の特急・快速・普通列車の普通車自由席に限られます。指定席の利用や本州方面への旅行にはこれまで通り、JR西日本ネット予約「e5489」を利用するよう案内されます。

なお、アプリ専用商品の発売開始に伴い、既存の紙のトクトクきっぷは見直しが実施されます。回数券タイプの「Sきっぷ(4枚回数券)」「Sきっぷ10枚回数券」「南予・松山10枚回数券」「くろしおSきっぷ10枚回数券」「トク割4枚回数券(自由席用)」については発売終了となります。また、「くろしおSきっぷ(往復)」「トク割2枚回数券(指定席用・自由席用)」などは引き続き窓口で発売されますが、価格改定が実施されます。

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