函館の街灯りと津軽海峡の漁り火「夜景列車2021」 冬の夜汽車体験を 道南いさりび鉄道

道南いさりび鉄道は、灯りが暗くなった車内で夜汽車の雰囲気を味わえる「夜景列車2021」を期間限定で実施します。

道南いさりび鉄道キハ40形気動車(中村 昌寛/写真AC)
道南いさりび鉄道キハ40形気動車(中村 昌寛/写真AC)

風光明媚な上磯駅〜木古内駅間で車内の灯りが暗くされ、車窓から函館市街の「横夜景」や、津軽海峡に浮かぶ「漁り火」「船灯り」などをじっくり眺めることができます。沿線地域の方に「ホッと一息、静かに楽しむ小さな旅」を楽しんでもらいたいと企画され例年、好評を得ているとのことです。

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2021年は11月12日(金)〜12月24日(金)のうち、金曜を中心に計15日実施されます。対象列車は函館駅16:24発の木古内駅行上り普通列車です。上磯駅(16:49発)を出発してから木古内駅(17:28着)到着前までの間、2両編成のうち後ろの車両のみ車内が減灯されます(実施日カレンダーと運転時刻は下表を参照)。上磯駅〜茂辺地駅間では「夜景列車乗車記念カード」が配布されます。

「夜景列車」の車内は全車自由席のため普通運賃のみで乗車できますが、座席指定できないので着席できない場合もあります。北海道による「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の適用で割引(大人700円・小児350円)となっている全線(五稜郭駅〜木古内駅間)乗り放題「いさりび1日きっぷ」の利用が便利です。

なお、「夜景列車」実施日のうち11月19日(金)および12月19日(日)は満月となり、天候にもよりますが、月明かりの中で幻想的な雰囲気を楽しむことができるとのことです。

【時刻表で解説】道南いさりび鉄道 「夜景列車2021」運転

途中の札苅駅では、地元の方々によるライトアップおよびイルミネーションが実施される予定です。そのほか、一部の車両や駅には地域応援隊によるクリスマス風の装飾が施されます。また、沿線にあるトラピスト修道院前の並木道では、12月17日(金)〜24日(金)の期間中は日没から20:00までライトアップが実施されます(渡島当別駅から徒歩約20分)。

道南いさりび鉄道は、今年も「夜景列車」で夜汽車の雰囲気を静かに味わってもらえればと話しています。