JR東日本は、2022年3月から「B.B.BASE」のすべての号車を指定席とし、自転車を解体せずにそのまま持ち込めるようにします。
“Boso Bicycle BASE”の頭文字を取って命名された「B.B.BASE」は、房総エリアでサイクリングを楽しむのに最適な臨時快速列車です。2022年3月〜6月は「B.B.BASE 内房」「B.B.BASE鹿野山(かのうざん)」「B.B.BASE 外房」「B.B.BASE 佐倉・銚子」「B.B.BASE 佐原・鹿島」の5方面へ週末を中心に運転されます(運転時刻・運転日カレンダーは下表を参照)。「B.B.BASE鹿野山」運転日には、木更津駅から乗り継げる久留里線「菜久留(サイクル)トレイン」も運転されます。また、一部の停車駅では地域の方々やキャラクターによる出迎え、おもてなしが用意されています。
[hotel_link]
「B.B.BASE」は指定席車がこれまでの2両から5両(フリースペース1両を除く全車両)に拡大します(列車編成は下図を参照)。これに伴い、びゅうトラベルサービス(東京都墨田区)で取り扱っていた「びゅう」旅行商品としての発売は終了となります。指定席券は大人840円・小児420円で、乗車日の1か月前10:00からインターネット申込サービス「えきねっと」などで発売が開始します。
また、これまで自転車を解体せずに乗車できるのは旅行商品の購入者に限られていましたが、2022年3月運転分からはすべての座席で自転車をそのまま持ち込み、各座席用のサイクルラックに固定して利用できるようになります。両国駅・銚子駅・上総一ノ宮駅・勝浦駅・安房鴨川駅・館山駅で自転車と一緒に利用する場合は、「B.B.BASE専用ゲート」から入出場するよう案内されます。なお、専用ゲートには自動改札機がないため、交通系ICカードを乗車券として利用する場合は自動改札機でのタッチ(入出場処理)が必要になります。