JR九州「PayPayで買える特急券」本格導入へ 乗車前にQR決済するだけ 4月から値上げ

JR九州は、PayPay(東京都港区)が提供するキャッシュレス決済サービスを活用した特急券を2022年度も引き続き発売します。

JR九州の「PayPayで買える特急券」購入イメージ(画像提供: JR九州)
JR九州の「PayPayで買える特急券」購入イメージ(画像提供: JR九州)

2021年1月〜3月の間、一部区間の特急列車を対象としてPayPayのQRコード決済機能を活用した特急券発売の実証実験が行われました。券売機や窓口に立ち寄る必要のない特急券の新しい購入方法を提供することが目的でしたが、安定運用と利便性の向上が確認できたとして、実証実験の終了と2022年4月1日(金)以降の継続設定が決まりました。

設定区間は鹿児島本線の門司港駅〜博多駅間および、日豊本線の小倉駅〜行橋駅間で、在来線特急列車の停車駅相互間で利用できます(設定区間の路線図とおねだんは下表を参照)。各停車駅に掲示された専用QRコードを用いてスマートフォンのPayPayアプリで決済することにより、特急「ソニック」などの普通車自由席に乗車することができます(乗車券は別途必要)。特急車内での検札の際は、PayPayアプリの特急券決済画面を係員に提示します。

【路線図で解説】JR九州 「PayPayで買える特急券」 2022年度も設定

なお、2022年4月1日(金)からJR九州の在来線特急料金が値上げされることに伴い、PayPayで購入できる特急券の発売額も変更となります。