近畿日本鉄道(近鉄)は、QRコードを活用したデジタルきっぷの新商品「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を2022年5月30日(月)から発売します。
乗り物も観光もスマホ一つで
電車やバスの乗車に加え、伊勢志摩エリア23の観光施設で使える入場・入館券などがセットになった人気のおトクなきっぷ“まわりゃんせ”のデジタル版です。専用サイトでデジタルきっぷを購入し、近鉄名古屋駅の自動改札機にスマートフォン画面のQRコードをかざして利用開始です。バスや船、観光施設も画面の提示で利用でき、スマートフォン一つでキャッシュレスかつシームレスに伊勢志摩周遊を楽しめます。
フリー区間(松阪駅〜賢島駅間)の近鉄電車、路線バス、定期船4日間乗り放題、志摩スペイン村パルケエスパーニャや鳥羽水族館、賢島エスパーニャクルーズといった23か所の観光施設への入場、手荷物の無料配送サービス特典など、内容は従来の“まわりゃんせ”と同等です。デジタルきっぷは首都圏からの玄関口となる近鉄名古屋駅発着のみの発売で、特急券は含まれないタイプのため、特急列車利用の場合は別にチケットレス特急券などの購入が必要です。おねだんは大人7,500円・小児4,200円です(路線図、利用可能な交通機関・施設など詳細は下図を参照)。
近鉄のデジタルきっぷは主に首都圏など沿線エリア外の方の観光利用を促進するため、2022年3月14日からサービスが開始しました。新幹線との乗換駅である近鉄名古屋駅をはじめとする計7駅(他に伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅)にQRコードリーダー対応の自動改札機が設置されています。このほか、松阪駅では有人改札口の専用端末を利用することによりQRコードでの入出場ができます。
“デジタルまわりゃんせ”は、フリー区間内なら対応駅以外での乗降も可能ですが、この場合は係員またはインターホンによる対応となり、時間を要するケースもあるとのことです。