25万本のひまわり 減速運転でゆっくり鑑賞 観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で

JR四国は、ひまわりが咲き誇る土讃線塩入駅付近で観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の減速運転を行い、この時期だけの限定食事・ドリンクメニューを提供します。

ひまわりが咲き誇る土讃線塩入駅付近を走行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」JR四国キハ185系気動車(よしころ/Photolibrary)
ひまわりが咲き誇る土讃線塩入駅付近を走行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」JR四国キハ185系気動車(よしころ/Photolibrary)

「ひまわりの里」香川・まんのう町

「ひまわりの里づくり」に取り組んでいる香川県まんのう町では、町内全域に約100万本のひまわりが植えられており、毎年7月上旬から「ひまわりまつり」が開催されています。これに合わせ、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は2022年7月15日(金)〜18日(月・祝)の4日間が「ひまわり紀行」と銘打たれ、この時期だけの趣向を凝らしたイベントが開催されます。

塩入駅付近でのひまわり開花時の減速運転は、同列車が運行を開始した2017年夏から毎年実施されています。天候にもよりますが、今年も昨年と同様、7月中旬頃の満開が予想されており、25万本あまりの鮮やかなひまわりがつくる夏ならではの田園風景を車内からゆっくり眺めることができます(運転時刻など詳細は下の図表を参照)。なお、2021年は一部列車が塩入駅に臨時停車しましたが、2022年度は減速運転のみの実施となります。

【時刻表で解説】JR四国 観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で“ひまわり紀行”を期間限定運行

限定ドリンクに特別方向幕も

この期間の乗客には、アテンダントがデザインした「ひまわり紀行」限定のオリジナルカードがプレゼントされます。また、事前予約制のお食事がひまわりにちなんだ限定メニューに一部変更されるほか、2021年度に好評だった、アテンダントが考案したノンアルコールカクテル「ひまわり娘(むすめ)」の販売も行われます。そのほか、通常は列車名が表示されている方向幕には特別に「ひまわり紀行」と掲出されます。

「四国まんなか千年ものがたり」は2022年4月1日に運行開始5周年を迎え、4月の乗車率は77.9%、続く5月も90.5%と好調です。2021年度に初めて実施された「ひまわり紀行」運行中の平均乗車率は69.3%でしたが、今年度はそれを上回る実績が期待されています。