西武鉄道は、2023年6月16日(金)に開業する「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」と連動し、豊島園駅と池袋駅をリニューアルして高揚感を盛り立てます。
「としまえん」跡地にアジア初の映画ツアー施設
「スタジオツアー東京」は、世界で愛される映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」の製作の裏側を学べる屋内型エンターテインメント施設です。場所は2020年8月をもって閉園した西武グループの遊園地「としまえん」(東京都練馬区)の跡地で、ハリー・ポッターの屋内型施設としてはアジア初、世界でも最大規模となります。
「大広間」や「ダイアゴン横丁」、「9と3/4番線」ホームのホグワーツ特急など、映画に登場した名場面のセットを探索しながら、映画製作の巧みな技術に触れることができます。東京でしか体験できない独自のセットも用意されるとのことです。ツアーの途中では箒(ほうき)に乗ったり、有名な魔法使いの飲み物「バタービール」を楽しめたりと、アクティビティも充実しています。
最寄駅となる豊島園駅では、現在の駅舎の駅前広場側に新駅舎が建築されます。「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトに、日常と非日常空間をつなぐゲートをイメージしたシンプルなデザインです。利用者の日常にワクワクした気持ちが生まれるよう、「魔法の世界」を感じられる仕掛けを少しだけプラスしてあるそうです。
豊島園駅のホームは、「ハリー・ポッター」のホグワーツ魔法魔術学校へと続く「ホグズミード駅」のイメージとなり、柱やサイン、自動販売機などが赤色を基調としたデザインに刷新されます。駅名標には「スタジオツアー東京」のロゴが副駅名標として掲載されます。また、閉園した「としまえん」のレガシーとして、園内にあった模型列車や電話ボックスオブジェ、ベンチなどがリメイクして展示されます。
新駅舎とホームは一部を除き、2023年4月25日(火)から使用開始となります。並行して、駅前広場がイングリッシュガーデン調の落ち着いた雰囲気に再整備され、5月中旬頃に完成する予定です。舗装は練馬城址公園との連続性を考慮したものとなり、地域の玄関口にふさわしい装いとなります(リニューアル後の池袋駅・豊島園駅のイメージ、「スタジオツアー東京」チケット料金など詳細は下の図表を参照)。
ロンドン始発駅“9と3/4番線”の雰囲気に
一方、池袋駅は「スタジオツアー東京」への玄関駅と位置付けられ、「ホグワーツ特急」の始発駅である英国ロンドンの「キングスクロス駅」を彷彿とさせるデザインに変わります。豊島園行列車が主に発着する1・2番線ホームの壁面はレンガ調となり、階段壁面には魔法使いやフクロウのイラストが描画されます。地下コンコースとホームを結ぶエレベーターには、ステンドグラスデザインの装飾が施されます。
駅名標はネイビー色調となり、キングスクロス駅に類似したフォントが施された特別デザインとなります。1階改札内にある駅ナカコンビニ「トモニー」の工事も併せて進められており、外観・内装デザインが英国調に生まれ変わり、店舗面積も拡大します。駅構内、コンビニとも、2023年4月25日(火)にリニューアルが完了します。
2023年5月16日(火)からは、「ハリー・ポッター」の世界観を大胆に再現したフルラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」の運行が開始します。映画の「禁じられた森」を背景に、主要キャスト「ハリー」「ハーマイオニー」「ロン」の3人が大きく描かれた、注目を浴びること間違いなしのデザインです。
ラッピング対象は20000系車両3編成で、「スタジオツアー東京」のメインアクセスとなる池袋駅〜豊島園駅間の列車を中心に運用される予定です。
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