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地震により一部区間で運転を見合わせている東北新幹線は、2021年2月24日(水)から全線で運転が再開されます。
2021年2月13日(土)に発生した福島県沖を震源とする地震の影響で、設備に被害を受けた東北新幹線は現在、那須塩原駅〜一ノ関駅間で運転を見合わせています。東北新幹線は現在、東京駅〜那須塩原駅間および一ノ関駅〜盛岡駅間で臨時ダイヤによる折り返し運転を行っています。また、秋田新幹線は盛岡駅〜秋田駅間で通常よりも運転本数を減らして運転しています(時刻表は下表を参照)。
JR東日本は復旧作業が進み、運行の安全確保の見通しが立ったとして、東北新幹線の運転再開見込みを発表しました。
2月22日(月)始発から、仙台駅〜一ノ関駅間で運転が再開されます。2月22日(月)・23日(火・祝)の2日間、仙台駅〜盛岡駅間は普通車全車自由席の「やまびこ」が上下各19本設定される臨時ダイヤにより運転されます。仙台方面から秋田新幹線への直通運転は行われず、引き続き盛岡駅で乗り換えが必要です(時刻表は下表を参照)。
2月24日(水)始発からは那須塩原駅〜仙台駅間の運転も再開され、東北新幹線は全線で運転再開となります。運転再開後も当分の間、一部の区間で速度を落として運転する必要があるため、東北新幹線の列車本数は通常の3分の2程度となります。所要時間も通常より長くなり、東京駅〜仙台駅・盛岡駅間で1時間程度の所要時間増加が予定されています。
2月24日(水)以降の具体的なダイヤは2月22日(月)に発表するとのことで、それまでは東北新幹線(東京駅〜盛岡駅間)の指定席発売は見合わされます。JR東日本によると、1か月程度で通常ダイヤに戻せるよう引き続き復旧作業を進めるとしています。なお、余震や天候等により復旧作業が遅れた場合、運転再開見込は変更されることがあります。
JR東日本は、全線運転再開まで、首都圏から仙台方面に向けては常磐線、秋田方面に向けては羽越本線でそれぞれ臨時列車を引き続き運転します。また、在来線の東北本線では、2月21日(日)まで仙台駅〜一ノ関駅〜盛岡駅間で臨時快速列車が運転されるほか、2月21日(日)〜2月23日(火・祝)には那須塩原駅〜仙台駅間で臨時快速列車が運転されます。