JR四国は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により一部の特急列車の運転を見合わせます。
列車の利用者が大幅に減少していることを受け、2021年5月1日(土)から予讃線の特急「宇和海」上下各2本が松山駅〜宇和島駅間の全区間で運休しています(時刻表は下表を参照)。同区間の特急列車は、1日あたり通常32本のところ、28本での運転となっています。当初、この運休は5月21日(金)での終了が予定されていましたが、昨今の情勢を受け、期間が5月31日(月)まで延長されました。
加えて、高徳線の特急「うずしお」上下各2本および、徳島線の特急「剣山」上下各1本についても、5月22日(土)〜31日(月)の期間の運転が取り止められることが発表されました。「うずしお」は1日あたり通常33本のところ29本に、「剣山」は通常11本のところ9本へと減便されます。
これらの列車の運休により旅行を見合わせる場合、無手数料できっぷの払い戻し対応が行われます。
JR四国ではそのほか、特に四国島外にまたがる特急列車の利用が減少しているとして、5月10日(月)〜6月30日(水)に、予讃線で特急列車の編成両数を削減しています。期間中、一部の特急「しおかぜ」「いしづち」は、宇多津駅・多度津駅での分割・併結が行われません(時刻表は下表を参照)。このため、「いしづち」は下りが高松駅〜多度津駅間、上りは宇多津駅〜高松駅間のみの運転となり、高松駅から松山駅方面へは多度津駅で、松山駅から高松駅方面へは宇多津駅での乗り換えが必要になります。岡山駅〜松山駅方面は両方向とも通常どおり直通運転されます。
JR四国は、今後の列車の運転計画については決まり次第発表するとしています。