JR東日本は、「足湯」を備えたリゾート列車「とれいゆ つばさ」を2021年夏期間も奥羽本線で運転します。
「とれいゆ つばさ」は、新幹線E3系車両の改造により「足湯」や「湯上がりラウンジ」「お座敷指定席」などが装備された、乗ること自体が旅の目的となる列車です。2021年7月〜9月の土・日曜18日間、山形新幹線と同じ経路で福島駅〜新庄駅間を1日1往復運転します(時刻表と運転日カレンダーは下図を参照)。なお、福島駅は在来線ホームの発着となります。
愛称の「とれいゆ」は、「トレイン」(列車)とフランス語で太陽を意味する「ソレイユ」を合わせた造語です。太陽の恵みによるさまざまな「食」と「温泉」「歴史・文化」「自然」が凝縮された列車の旅を、温泉街のように散策しながら楽しめるというテーマにより命名されました。
列車は6両編成(11〜16号車)で、16号車には石張りの小上がりに、車窓を眺めながらくつろげる2槽の「足湯」が設置されています。15号車の畳のお座敷「湯上がりラウンジ」には、スマートフォン等の充電ができる「電源コーナー」も設置されています。同じく15号車で営業している「バーカウンター」では、山形の地酒やワイン、フルーツジュースなどが販売されています。12〜14号車は、大きなカバ材のテーブルが備えられたゆったりとした畳敷きシート「お座席指定席」で、リラックスした旅の時間を過ごせます。
14号車はびゅうトラベルサービスが企画する「びゅう」旅行商品として、JR券と飲み物・食事等がセットにして発売されます(2名以上の申し込み)。11〜13号車は通常のきっぷとして、インターネット予約「えきねっと」や駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザおよび主な旅行会社で発売されます。
なお、足湯は定員制となっており、利用には「足湯利用券」が必要です。びゅう旅行商品を利用の方に限り事前購入できます(1名420円)。当日に空きがある場合は、15号車で利用券を購入できます(1名450円)。