東武鉄道は、蒸気機関車けん引による観光列車「SL大樹」を2021年7月31日(土)から毎日運転します。
「SL大樹」は、日光・鬼怒川エリアの活性化および、鉄道産業文化遺産の保存と活用を目的に、2017年8月から土休日を中心に運転しています。2021年1月から実施していた「C11 207号機」の長期検査が7月で終了することに伴い、現在運行中の「C11 325号機」と合わせて2両体制となります。これにより、2021年7月31日(土)〜9月30日(木)は一部期間を除き、平日・祝日はSL1両による2往復運転、土・日曜はSL2両による4往復運転が実施されます(時刻表、運転日カレンダーと詳細は下表を参照)。
「SL大樹」の乗車には、乗車券のほかに座席指定券(大人760円・小児380円)が必要です。座席指定券は乗車日の1か月前9:00から東武線各駅(押上駅・寄居駅および駅員無配置駅を除く)、東武トップツアーズおよび主要旅行会社で発売されます。インターネット購入を利用すると、座席表からお好きな座席を選ぶことができるだけでなく、チケットレスでそのまま乗車できます。
なお、SLの安全点検の際に異常が確認された場合には運休もしくは、ディーゼル機関車けん引による「DL大樹」での代替運転となる場合があります。
一方、現在は団体専用列車として運転している東武日光駅発着の「SL大樹ふたら」について、秋からは平日の定期運転が予定されており、修学旅行や団体旅行のコンテンツとしても利用できるようになります。座席指定券の発売開始については、後日告知するとのことです。
東武鉄道は、毎日運転により「いつでも乗れるSL」を実現することで「SLの走るまち日光」のPRを強化し、さらなる地域活性化を図りたいとしています。