東武鉄道は、2021年8月31日(火)をもって特急列車での車内販売と自動販売機の営業を終了します。
特急「スペーシア」「リバティ」で実施されてきた車内販売サービスは、新型コロナウイルス感染症の影響により現在は営業を休止しています。運営会社の東武商事は、8月31日(火)をもってすべての特急列車での車内販売を営業終了すると発表しました。沿線都県への緊急事態宣言発令により営業再開は見込めない情勢となっており、東武特急において長年にわたり実施されてきた車内販売はひっそりとのれんが下ろされます。
併せて、特急「スペーシア」「りょうもう」に設置されている飲料の自動販売機についても8月20日(金)から順次販売を終了し、8月31日(火)をもって営業終了となります。
なお、観光列車「SL大樹」「DL大樹」での車内販売は引き続き営業を行うとのことです。
「スペーシア」(一部の列車およびJR線直通列車を除く)および一部の「リバティ」車内では、飲み物、軽食、おつまみや鉄道グッズなどのワゴン販売が実施されていました。さらに、「スペーシア」の3号車にある販売カウンターでは生ビールや温かい食事(調理済み冷凍食品)の販売も行われていました。
関東の私鉄で同じく車内販売を行っていた小田急電鉄は、2021年3月12日をもってすべての特急「ロマンスカー」での車内販売サービスを終了しています。