12月6日(日)は若桜鉄道が終日無料に SLトロッコ無料体験も

鳥取県のローカル鉄道若桜線を運営する若桜鉄道は、全線開通してから90周年となるのを記念して、2020年12月6日(日)に全区間の運賃を無料とする「感謝祭」を開催します。

12月6日(日)は終日、すべての方を対象に若桜鉄道の運賃が無料となり、郡家駅〜若桜駅間を自由に乗り降りできます。乗車証明として「1日フリー切符」を郡家駅・若桜駅で配布します(ひとり1枚まで)。JR線から郡家駅で若桜鉄道に乗り換える際は、若桜鉄道車内の乗務員から「1日フリー切符」を受け取ることができます。

当日は「若桜線全線開通90周年記念切符」が3か所(八頭町観光協会、若桜町観光案内所、わかさカフェ「retro」 )で販売されます。販売価格は1,140円、限定200個でなくなり次第販売終了となります。

現在運休中の「SLトロッコ」に無料乗車できるイベントも感謝祭限定で実施されます。若桜駅構内のSL広場に展示保存されている蒸気機関車C12形がけん引するトロッコ車両への乗車が体験できます。午前と午後の2回開催され、それぞれの定員は先着90人です。

また、オリジナルコーヒーの試飲販売会も開催されます。郡家駅構内の「ぷらっとぴあ・やず」では、八頭町産竹炭で焙煎した若桜鉄道オリジナルのドリップコーヒー、若桜駅内のわかさカフェ「Retro」では、カフェオリジナルの「若桜ブレンド」が販売されます。時間はどちらも10時〜14時までで、試飲は各先着100人分用意されます。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、必ずマスクを着用して乗車するよう、若桜鉄道では呼びかけています。

1930年(昭和5年)12月1日、当時の国鉄若桜線として、郡家駅〜若桜駅間の全線が開通しました。1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化によりJR西日本の路線となりますが、同年10月14日、鳥取県などが出資する第三セクターの若桜鉄道が営業を引き継ぎました。