【特集】2021年春「湘南ライナー」は特急「湘南」へ、「踊り子」もリニューアル

着席サービスと料金もリニューアル

特急「踊り子」「湘南」の普通車はすべて指定席となり、座席を指定して購入する「指定席特急券」のほか、乗る列車が決まっていない場合でも購入できる「座席未指定券」も販売されます。「座席未指定券」では車内の空席に着席できるほか、購入後に乗る列車が決まった場合は追加料金なしで「指定席特急券」に変更することもできます。車内座席上部には指定席の販売状況を示すランプが設置され、空席を探す際の目安になります。

なお、「指定席特急券」「座席未指定券」とも料金は同額です。

特急料金の体系も従来から一新されます。「通常期」「繁忙期」「閑散期」の区分が廃止され、通年で同一料金となります。特急券を車内で購入した場合、事前に購入した場合(事前料金)よりも260円(こども130円)高くなります(車内料金)。

キャンペーンでさらにおトクに

スマートフォンで座席指定が受けられる「えきねっとチケットレスサービス」が東海道線特急でも始まります。駅できっぷを受け取る必要はなく、紙のきっぷより100円(こども50円)安くなる「えきねっとチケットレス割引」も適用されます。この導入と同時に「START記念キャンペーン」が実施され、2021年9月30日までの期間の申し込み分(普通車指定席のみ)については一律300円(こども150円)割引で利用できます。

キャンペーン期間中にチケットレス乗車をすると、現行の「踊り子」自由席特急料金と比べてもどの区間でも安くなります。一方で、距離に関係なく一律料金で利用できる「湘南ライナー」の料金と比べると、東京〜小田原間など値上げとなる区間もあります。

東海道線特急料金はこう変わる!

なお、新料金の開始に伴い、特急「踊り子」に設定されている新幹線との乗継割引は終了します。また、現在は特急料金不要の伊豆箱根鉄道駿豆線区間(三島駅〜修善寺駅間)について、2021年春から新たに特急料金(200円、こども100円)が設定されます。伊豆急行線内の指定席特急料金には変更はありません。

2021年春に特急「踊り子」の運用から引退する185系車両
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