山陽本線・芸備線は昼間の快速・普通も削減
JR西日本広島・山口エリアの3月13日(土)ダイヤ改正では、昼間時間帯を中心とした列車本数の見直しも行われます。
山陽本線の広島駅〜糸崎駅間を昼間時間帯に運行している普通列車のうち、半数の列車が広島駅〜白市駅間に運転区間が縮小されます。これにより、白市駅〜糸崎駅間の昼間時間帯の運転本数は1時間あたり2本から1本に減少します。また、土休日に2本運転されている西条駅発・広島駅行の快速「シティライナー」のうち1本が運転取り止めとなります。
現行ダイヤでは平日と土休日で昼間時間帯のダイヤが異なる山陽本線の広島駅〜岩国駅間については、運転パターンが統一されます。3月13日(土)ダイヤ改正後は、広島駅〜大野浦駅間および広島駅〜岩国駅間の普通列車が1時間あたり2本ずつ運転されます。現在土休日に広島駅〜岩国駅間で終日上下40本運転されている快速「シティライナー」については、改正後は上下8本に削減され、昼間時間帯には運転されなくなります。
可部線では、広島駅〜あき亀山駅間の全線で昼間時間帯に1時間あたり3本運転されている列車のうち、1本については運転区間が広島駅〜緑井駅間に縮小されます。なお、平日朝時間帯に広島駅〜緑井駅間を運転している上下2本の列車について、広島駅〜梅林駅間に運転区間が延長されます。また、21時以降に広島駅を発車する2両または3両編成の列車はすべて4両編成化され、混雑緩和が図られます。
芸備線でも運転本数の見直しが行われます。広島駅を発車する昼間時間帯の普通列車については、下深谷駅までの本数は変わらないものの、狩留家駅行および志和口駅行の列車が削減され、区間によっては減便となります。また、広島駅〜三次駅間運転の快速「みよしライナー」については、平日は上下8本から4本に、土休日は上下11本から8本に本数が削減されます。
山口エリアの山陽本線では、岩国駅〜小月駅間で昼間時間帯の運転本数が見直され、運転間隔は現行ダイヤの30〜60分のところ、改正後は60〜80分となります。また、山陰本線の小串駅〜下関駅間でも一部列車が運転取り止めとなり、昼間時間帯の運転間隔が40〜60分から50〜80分に拡大します。
JR西日本では、そのほかの路線や時間帯においても、一部列車の運転取り止め、時刻や運転区間の見直しを行うとのことです。なお、始発列車や通勤・通学時間帯については、列車の大幅な変更はないとしています。